2026/02/03

シリラート病院とは?タイ最大級の国立病院を日本人向けに解説

シリラート病院とは?タイ最大級の国立病院を日本人向けに解説

タイで医療機関を調べていると、「シリラート病院」という名前を一度は目にするかもしれません。

シリラート病院は、タイ最古かつ最大級の国立病院・大学病院として知られ、高度医療・研究・医師教育の中心的存在です。

  • 高度医療・研究・医師教育の中心的存在

    • タイ最古かつ最大級の国立病院・大学病院。

    • 重症例や難病治療、専門性の高い診療を担う。

  • 国立病院らしい仕組みと受診体験

    • 国立病院らしい仕組みや、日本とは異なる受診体験に戸惑う日本人も少なくない。

また、同じ系列の姉妹病院にシリラート ピヤマハラジャカルン病院という富裕層・国際患者向けの別施設があり、「どちらを受診すべきか分からない」と迷うケースも多く見られます。

  • シリラート ピヤマハラジャカルン病院との違い

    • 富裕層・国際患者向けの別施設。

    • 受診先選びに迷うケースが多い。

本記事では、シリラート病院の基本情報と役割を整理しながら、シリラート病院とシリラート ピヤマハラジャカルン病院の違いにも触れ、日本人が受診先を判断する際のポイントを分かりやすく解説します。

シリラート病院を受診するかどうかの選択に迷った時、日本語で医師に相談し、どの病院がお勧めかや利用の仕方などを相談できる選択肢として御用聞きドクターがあります。

※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

医師監修 麻植医師

おうえケアとわクリニック 麻植 医師

シリラート病院は「有名だから安心」と考えて受診する前に、病院の役割を理解することが重要です。

シリラート病院はタイ最大級の国立・大学病院で、高度医療や重症例を担う一方、外来受診の流れや待ち時間、費用体系は日本の病院と大きく異なります。

事前に違いを整理しておくことで、無駄な負担や戸惑いを避けることにつながります。

シリラート病院を受診すべきか迷ったときに

「国立病院と聞くけど、自分の症状で行くべき?」
「ピヤマハラジャカルン病院との違いは?」

御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や状況を確認し、現地での受診先の選び方シリラート病院が適しているかの判断整理を行います。

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【日本語オンライン診療】

御用聞きドクターとは?

  • 日本人医師が日本語で対応
  • 症状や状況から適切な医療機関を整理できる
  • 国立病院と民間病院の選び分けをサポート

日本語で相談OK
受診先選びの判断を整理する

※「どの病院に行くべきか迷う」段階でも相談できます

 

シリラート病院の基本情報

シリラート病院

住所
2 Wang Lang Rd, Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok 10700 タイ

(※詳細な所在地は公式サイト参照)

診療時間

  • 外来診察: 9;00-12:00(月曜日~金曜日 祝日休日) 歯科などは7:30~12:00もあり診療科によって違いあり
  • 緊急外来:365日 24時間

(※但し、診療科・医師により異なることもあるのでお問い合わせください)

対応診療科

  • スキンレーザーセンター
  • 一般開業医(GP)
  • ハートセンター
  • 予防社会医学クリニック
  • 睡眠研究クリニック
  • 家族計画庁
  • 皮膚科クリニック
  • 耳鼻咽喉科
  • 小児科外来
  • 歯科外来
  • 眼科クリニック
  • 産科外来
  • 婦人科外来
  • 外科外来
  • 整形外科外来
  • 内科外来
  • 精神科外来
  • リハビリテーション医学検査ユニット
  • 母体胎児医学ユニット
  • 健康診断

在籍医師(例)

  • Chonthicha Ueasomwang 准教授 (医学博士)(内科)
  • ヴァナットプリヤ・ポンサマート准教授(医学博士)(小児科)
  • アイリーン・ルアンカジョルン准教授(医学博士)(産婦人科)

公式サイト
https://www.si.mahidol.ac.th/sirirajhospital/
(※英語・日本語なし)

シリラート・ピヤマハラートカルン病院(SiPH)

住所
2 Wang Lang Rd, Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok 10700 タイ

診療時間

  • 外来診療:毎日 7:00~21:00
  • 緊急外来:365日 24時間

(※但し、診療科・医師により異なることもあるのでお問い合わせください)

対応診療科

  • SiPHによるSiGHT(ReLEx / LASIK)
  • 児童センター
  • 眼科センター
  • 歯科センター
  • 泌尿器科センター
  • 消化器・肝臓センター
  • 女性センター
  • 皮膚形成外科センター
  • がんセンター
  • 胸部センター
  • デジタル病理学
  • 腎臓センター
  • アレルギーセンター
  • リハビリテーションセンター
  • 手術センター
  • ハートセンター
  • 耳鼻咽喉科センター
  • 整形外科センター
  • 内科センター
  • X線センター
  • 健康診断クリニック
  • 糖尿病・甲状腺・内分泌クリニック
  • 救急クリニック(ER)
  • 心臓リハビリテーションクリニック

在籍医師(例)

  • アディラタ・ブーニャシリ助教授(内科)
  • ジャリヤ・タルグサ准教授(児童センター)
  • アンファン・チャレムチョクチャロエンキット准教授(女性センター)

公式サイト
https://www.siphhospital.com
(※英語ページ)

シリラート病院の特徴

項目 シリラート病院 シリラート ピヤマハラジャカルン病院
病院の位置づけ 国立・大学病院 富裕層向け・国際患者向け施設
得意分野 重症例・難病・高度医療 比較的幅広い診療を効率的に提供
患者層 紹介患者・再診患者が中心 自費診療・外国人患者が多い
待ち時間 長くなりやすい 比較的短い傾向
日本人の使いやすさ 目的が合えば非常に有用 初診・短期滞在者向き

シリラート病院は、タイ最古かつ最大規模の国立大学病院として、タイ医療の中枢を担ってきた存在です。

  • 王室との深い関わり

    • 医療・研究・教育の三本柱を同時に担う国家的病院。

    • 王室とも深い関わりがあり、国家的な医療機関として位置づけられています。

  • 医学教育・研究の中心拠点

    • 医学生・研修医・専門医の教育機関としての役割が大きい。

    • 診療の場には多くの医療スタッフが関わり、検討や検査が丁寧に行われる傾向があります。

    • 日本の一般病院とは異なる進行スピードに戸惑うこともあります。

  • 重症例・難病・高度医療に強い

    • がん治療、臓器疾患、希少疾患、外科的高度治療などに強い。

    • 民間病院では対応が難しい症例を数多く受け入れている。

    • 「軽症向け」ではなく、専門性が必要な患者の最終受け皿としての役割が強い。

  • 紹介患者・再診患者が多い

    • 他院からの紹介、長期フォロー中の患者、慢性疾患の再診が多い。

    • 初診外来は常に混雑しやすく、待ち時間や受付手続きは余裕を持って考える必要があります。

同じ系列のシリラート ピヤマハラジャカルン病院は、シリラート病院とは役割が異なります。

  • シリラート ピヤマハラジャカルン病院の特徴

    • 富裕層・国際患者向けに設計された施設。

    • 予約制、英語対応、比較的スムーズな診療が特徴。

    • 医療レベルはシリラート病院と共通していますが、受診体験や対象患者が異なります。

    • 国立病院よりも私立病院に近い形態で、受診体験がよりスムーズに進みます

日本人がシリラート病院を利用するメリット

日本人がシリラート病院を利用する最大のメリットは、医療レベルが非常に高い点にあります。

  • 医療レベルが非常に高い
    • タイ国内の医師教育・研究の中心であり、診断力や専門性はトップクラス。
    • 「原因がはっきりしない症状」や「他院で判断が難しかったケース」にも精密な評価が行われやすい環境。
  • 高度検査・専門治療の対応
    • MRIやCTなどの高度画像検査、専門診療科による多角的な評価、難病や重症例への対応。
    • 民間病院では紹介対象となる症例も多く受け入れ、長期的な治療計画や専門医フォローが必要な場合にも強力な選択肢。
  • 費用面でのメリット
    • 国立病院であるため、費用が比較的抑えめで、私立の国際病院と比べると自己負担額が低くなる場合が多い。
    • 高額医療が想定される場合ほど、費用面の差が実感されやすく、経済的なメリットが大きい。
  • タイ国内での高い信頼度
    • 王室、政府、医療機関からの評価が高く、「最後に頼る病院」としてタイ人に位置づけられている。
    • 現地での紹介やセカンドオピニオン先として名前が挙がることが多く、医療的な信頼性が高い。

一方で、姉妹病院にあるシリラート ピヤマハラジャカルン病院は、これらの強みを保ちつつ、外国人や自費診療向けに受診しやすさを高めた施設です。

  • シリラート ピヤマハラジャカルン病院の特徴
    • 医療の基盤はシリラート病院と共通しているが、待ち時間や予約制度、受診のしやすさに違いがある。
    • 私立病院に近い形態であり、費用はシリラート病院より高くなることが考えられる。
  • 受診先選びの判断ポイント
    • 目的に応じて、シリラート病院とシリラート ピヤマハラジャカルン病院を使い分けることが、日本人にとって重要な判断ポイントとなる。

 

注意点|日本人が受診する際に知っておきたいこと

注意点 シリラート病院 シリラート ピヤマハラジャカルン病院
言語対応 タイ語中心。英語は限定的 英語対応が基本
待ち時間 非常に長くなりやすい 比較的短い傾向
外来システム 複雑で院内移動が多い 外国人向けに整理されている
短期滞在者の使いやすさ ハードルが高い場合あり 利用しやすい

シリラート病院を日本人が利用する際にまず理解しておきたい点は、基本的にタイ語対応で、英語対応も限定的であることです。

  • タイ語対応が基本
    • 医師の専門性は非常に高いが、受付や看護師対応はタイ語中心。
    • 日本語は基本的に通じないため、英語での対応は可能な場合もあるが、常に保証されているわけではない。
  • 待ち時間の長さ
    • 国立病院として紹介患者や再診患者が多く、初診外来では数時間待ちになることも珍しくない。
    • 検査や診察が複数日に分かれる場合もあり、日本の外来感覚で受診すると負担を感じやすい。
  • 外来システムの複雑さ
    • 受付、診察、検査、会計が別フロアや別棟に分かれていることが多く、院内移動も頻繁に発生。
    • 初めて利用する場合は流れが分からず、時間がかかることがある。
  • 観光・短期滞在者にはハードルが高い
    • 滞在日数が限られている人や軽症で迅速な診療を希望する人にとっては、必ずしも最適な選択とは限らない。

一方で、姉妹病院にあたるシリラート ピヤマハラジャカルン病院は、これらの注意点を軽減する形で設計されています。

  • シリラート ピヤマハラジャカルン病院の特徴
    • 予約制、英語対応、外国人向け窓口が整っており、短期滞在の日本人でも利用しやすい。
    • 医療の基盤はシリラート病院と共通しているため、受診のしやすさを重視する場合はピヤマハラジャカルン病院を選ぶ判断が有効。
  • 費用面の違い
    • 私立病院に近い形態のため、費用は高くなる可能性がある。

シリラート病院に行くべきケース・行かなくてもよいケース

判断ポイント シリラート病院 シリラート ピヤマハラジャカルン病院
症状の重さ 重症・難病向き 軽症〜中等症向き
スピード 待ち時間が長い 比較的スムーズ
検査・専門性 高度・専門的 実務的で効率重視
外国人の使いやすさ ややハードル高め 利用しやすい

シリラート病院に行くべきかどうかは、症状の重さと目的によって明確に分かれます。

タイ最古の国立大学病院として高度医療を担う一方で、すべての症状に向いているわけではありません。

姉妹病院にあたるシリラート ピヤマハラジャカルン病院との使い分けも、日本人にとって重要な判断ポイントです。

向いているケース

  • 難病・重症疾患
    がん、臓器疾患、希少疾患など、専門性が高く長期的な治療が必要なケースでは、シリラート病院の強みが発揮されます。

    • 診断精度や専門医の層は、タイ国内でも最高水準です。
  • 他院で対応困難と言われた症状
    民間病院やクリニックで対応が難しい、もしくは紹介を勧められた場合、シリラート病院は有力な選択肢になります。

    • セカンドオピニオンや、原因精査目的で受診するケースも多く見られます。
  • 高度医療・専門的検査が必要な場合
    MRI、CT、病理検査、専門科による多角的評価など、精密検査や専門診療を前提とした受診ではシリラート病院は非常に適しています。

向かないケース

  • 軽症
    風邪、軽い腹痛、一時的な体調不良など。

    • 重症患者が優先される国立病院では受診効率が悪くなりがちです。
  • 急ぎで診てもらいたい場合
    待ち時間が長くなりやすく、即日で完結しないことも多いため、スピード重視の場合は民間病院やシリラート ピヤマハラジャカルン病院の方が現実的です。
  • 日本語対応を重視したい場合シリラート病院はタイ語中心で、英語対応も限定的です。
    • 日本語サポートや受診のしやすさを重視する場合は、別の医療機関を検討した方が安心です。

シリラート病院に行く前に|御用聞きドクターで日本語相談

タイ

シリラート病院に行く前には、症状と目的が本当に合っているかを整理することが重要です。

タイ最大級の国立大学病院である一方で、すべての症状や状況に最適とは限りません。

特に日本人にとっては、シリラート病院とシリラート ピヤマハラジャカルン病院のどちらを選ぶべきかで迷う場面が多くあります。

  • シリラート病院の選択が適切か迷う場面
    「この症状でシリラート病院まで行くべきか。」
    「民間病院やピヤマハラジャカルン病院の方が適しているのではないか。」 

こうした迷いは、受診後に後悔しやすいポイントです。
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、重症度、緊急性、必要な検査レベルを整理したうえで、シリラート病院が適しているか、もしくは別の医療機関を選ぶべきかという判断材料を提供します。

  • 適切な受診先選びのサポート
    • 症状に基づき、どの病院が適切かを日本語で整理。
    • 重症度や緊急性に応じたアドバイスを提供。

また、国立病院特有の待ち時間や外来システム、ピヤマハラジャカルン病院の利便性や費用感、それぞれの特徴を事前に理解しておくことで、無駄な移動や時間的負担を避けることにつながります。

  • 事前に理解しておくべき特徴
    • 国立病院の待ち時間やシステム、ピヤマハラジャカルン病院の利便性や費用感。
    • 事前に特徴を理解することで、無駄な負担を減らせます。

シリラート病院を受診するかどうかの選択に迷った時、日本語で医師に相談し、どの病院がお勧めかや利用の仕方などを相談できる選択肢として御用聞きドクターがあります。

シリラート病院を受診すべきか迷ったときに

「国立病院と聞くけど、自分の症状で行くべき?」
「ピヤマハラジャカルン病院との違いは?」

御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や状況を確認し、現地での受診先の選び方シリラート病院が適しているかの判断整理を行います。

御用聞きドクター 日本語オンライン診療

【日本語オンライン診療】

御用聞きドクターとは?

  • 日本人医師が日本語で対応
  • 症状や状況から適切な医療機関を整理できる
  • 国立病院と民間病院の選び分けをサポート

日本語で相談OK
受診先選びの判断を整理する

※「どの病院に行くべきか迷う」段階でも相談できます

まとめ|シリラート病院は“高度医療の最後の砦”

シリラート病院は、タイ最高峰の国立大学病院として、重症例や難病治療を担う“高度医療の最後の砦”のような存在です。

  • 医療水準と専門性の高さ

    • 医療水準や専門性が非常に高く、タイ国内外から紹介患者が集まる病院。

    • 診断力や治療実績を重視する日本人にとって大きな安心材料となる。

  • 受診のハードルが高い

    • 高度医療を提供する反面、受診のハードルも高い。

    • 待ち時間の長さ、外来システムの複雑さ、タイ語中心の対応など、日本の病院とは大きく異なる点が多い。

そのため、症状や目的に応じた病院選びが重要になります。

  • シリラート病院が適しているケース

    • 難病や重症疾患、高度な検査や専門治療が必要な場合に力を発揮。

  • シリラート病院が向かない場合

    • 軽症やスピード重視の場合、シリラート ピヤマハラジャカルン病院や民間病院の方が適しているケースもある。

「どの病院を選ぶべきか」「今の症状で国立病院まで行く必要があるのか」と迷った場合には、事前に日本語で相談して判断材料を整理することが安心につながります。

  • 事前に状況を整理する重要性

    • 受診前に状況を整理しておくことで、無駄な負担や後悔を減らすことができます。