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2026/03/17

シンガポールの医療費はいくら?|診察料・薬代・保険の仕組みを日本人向けに解説

シンガポールの医療費はいくら?|診察料・薬代・保険の仕組みを日本人向けに解説

シンガポールで体調を崩したとき、「診察料はいくらかかる?」「薬代は日本より高い?」「保険は使えるの?」と不安になる日本人は少なくありません。

シンガポールの医療費は日本と比較して高額になるケースが多く、特に私立病院では診察料だけで数万円かかることもあります。こうした不安に備えて、日本人医師にLINEで相談できる御用聞きドクターでは、シンガポール在住の方が日本の処方薬を現地で受け取れるオンライン診療サービスを提供しています。

シンガポールの医療制度と外国人の費用負担

シンガポールの医療制度は公立と私立の二本立てです。国民や永住権保持者はMediSave・MediShield Lifeといった政府の医療補助制度を利用できますが、外国人(駐在員・留学生など)はこれらの制度を利用できないため、基本的に全額自己負担か民間保険での対応となります。

公立病院・ポリクリニックの費用

シンガポール政府が運営するポリクリニック(Polyclinic)は、比較的安価に受診できる一次医療機関です。ただし、外国人は政府補助の対象外のため、シンガポール国民よりも高い料金が適用されます。

  • 外国人の診察料:SGD 76〜85前後(約8,400〜9,400円)
  • シンガポール国民の診察料:SGD 14〜20程度
  • 薬代・検査費用は別途
  • 待ち時間が長く、半日〜1日かかることも

私立クリニック(GP)の費用

私立のGP(General Practitioner)クリニックは予約制で待ち時間が短く、日本のクリニックに近い感覚で受診できます。

  • 一般的な診察料:SGD 40〜100+(約4,400〜11,000円)
  • 夜間・休日受診:SGD 80〜130+(約8,800〜14,300円)
  • 薬代は別途SGD 10〜50程度
  • 専門医(Specialist)はSGD 150〜300+と高額

日系クリニック・日本語対応病院の費用

シンガポールには日本人医師が常駐する日系クリニックが複数あります。日本語で受診できる安心感がある一方、一般的なGPクリニックより割高になる傾向があります。

    • 初診料:SGD 80〜200前後(約8,800〜22,000円)
    • 再診料:SGD 50〜150前後
    • 健康診断:SGD 200〜800+
    • 日本語の通訳サービスが含まれている場合が多い

シンガポール vs 日本|医療費比較表

同じ症状でも、シンガポールと日本では医療費に大きな差が出ます。以下は代表的な受診シーンでの費用比較です。

受診内容 シンガポール(外国人) 日本(3割負担)
風邪(GP受診+薬) SGD 60〜150(約6,600〜16,500円) 約2,000〜4,000円
専門医の診察 SGD 150〜300+(約16,500〜33,000円) 約3,000〜8,000円
救急外来(ER) SGD 150〜400+(約16,500〜44,000円) 約5,000〜15,000円
入院(1泊/私立病院) SGD 500〜2,000+(約55,000〜220,000円) 約15,000〜30,000円
健康診断(基本) SGD 200〜800(約22,000〜88,000円) 約5,000〜15,000円

※1 SGD=約110円で換算(2025年時点の目安)。実際のレートにより変動します。

シンガポールの診療科別・医療費の目安

シンガポールでは診療科や施設によって費用が大きく異なります。外国人として受診する際の目安を確認しましょう。

公立病院 vs 私立病院の費用比較

診療内容 公立病院(外国人料金) 私立病院 日本の目安
GP初診(風邪など) SGD $50〜80 SGD $80〜150 ¥3,000〜5,000(3割負担)
専門医受診 SGD $100〜200 SGD $200〜500 ¥5,000〜10,000(3割負担)
救急外来 SGD $200〜500 SGD $500〜1,500 ¥10,000〜30,000(3割負担)
入院(1泊・一般病棟) SGD $500〜1,000 SGD $1,000〜3,000 ¥15,000〜30,000(3割負担)
MRI検査 SGD $500〜1,000 SGD $800〜2,000 ¥8,000〜15,000(3割負担)
歯科クリーニング SGD $80〜150 SGD $100〜250 ¥3,000〜5,000(3割負担)

シンガポールの医療費は全額自己負担が基本のため、日本の3割負担と比較すると体感的に3〜5倍の費用がかかります。海外旅行保険や駐在員保険のカバー内容を事前に確認しておくことが重要です。

 

シンガポールで医療費を抑える5つのポイント

シンガポールで生活する日本人が医療費を少しでも抑えるために、知っておきたいポイントをまとめました。

1. 海外旅行保険・駐在員保険に必ず加入する

シンガポールでは外国人向けの公的医療補助がないため、民間の海外旅行保険や駐在員保険への加入が必須です。会社の駐在員であれば企業が法人保険に加入しているケースが多いですが、留学生やワーホリの方は自分で加入する必要があります。

キャッシュレス対応の保険であれば、窓口での立替払いが不要になるため特に便利です。

2. ポリクリニック(公立)を活用する

外国人でもポリクリニックは受診可能です。私立クリニックに比べると費用が抑えられますが、待ち時間が長い点は覚悟が必要です。急を要しない症状であれば選択肢になります。

3. 日系クリニックのキャッシュレス対応を確認する

日系クリニックの多くは日本の海外旅行保険と提携しており、キャッシュレスで受診できる場合があります。受診前に保険会社に確認しておくと安心です。

4. 軽い症状は薬局(ファーマシー)で対応する

シンガポールの薬局(Guardian / Watsons / Unity など)では、風邪薬・鎮痛剤・胃腸薬などの市販薬が購入可能です。軽い症状であればSGD 5〜20程度で対応でき、クリニック受診よりも大幅に費用を抑えられます。

5. 日本のオンライン診療を活用する

日本で使い慣れた処方薬が必要な場合や、定期的に服用している薬がある場合は、日本人医師によるオンライン診療を活用する方法があります。現地で受診するよりも費用を抑えられるケースがあり、日本語で相談できる点も安心です。

シンガポールで使える医療保険の種類と選び方

シンガポール在住の日本人が利用できる医療保険には複数の選択肢があります。

保険の種類と特徴

保険の種類 対象者 カバー範囲 費用目安
会社の駐在員保険 企業駐在員・帯同家族 入院・外来・歯科(プランによる) 会社負担が一般的
海外旅行保険 短期滞在・留学生 疾病・傷害治療費 年間10〜30万円
現地民間保険 現地採用・長期在住者 入院中心(外来は追加オプション) SGD $200〜600/月
日本の国民健康保険(海外療養費) 住民票を残している方 日本基準の7割を事後還付 通常の保険料

駐在員の方は会社の保険でキャッシュレス受診ができるクリニックを事前に確認しておきましょう。現地採用の方は民間保険への加入が不可欠です。保険未加入の場合、入院1泊で数十万円の出費になるケースも珍しくありません。

シンガポールで日本語対応可能なクリニック

シンガポールには日本語で受診できるクリニックが複数あります。

ラッフルズジャパニーズクリニック(Raffles Japanese Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ラッフルズジャパニーズクリニック Raffles Japanese Clinic
住所 585 North Bridge Road, Raffles Hospital #11-00, Singapore 188770
診療時間 月〜金 9:00-12:30 / 14:00-17:30、土 9:00-12:30
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・婦人科・皆膚科ほか
ポイント 日本人医師・看護師常駐。海外旅行保険キャッシュレス対応も可能。
公式サイト https://www.rafflesmedicalgroup.com/japanese/

日本メディカルケア(Nippon Medical Care)

クリニック情報
クリニック名 日本メディカルケア Nippon Medical Care
住所 1 Raffles Place, #04-01, Singapore 048616
診療時間 月〜金 9:00-12:00 / 14:00-17:00、土 9:00-12:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・健康診断
ポイント 日本人医師が常駐。企業検診にも対応。
公式サイト https://www.nipponmedicalcare.com.sg/

ジャパングリーンクリニック(Japan Green Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ジャパングリーンクリニック Japan Green Clinic
住所 290 Orchard Road, #10-01 Paragon, Singapore 238859
診療時間 月〜金 9:00-12:00 / 14:00-17:30、土 9:00-12:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・婦人科・皮膚科
ポイント オーチャード駅直結でアクセス良好。
公式サイト https://www.japangreen.com.sg/

ことびあクリニック(Cotovia Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ことびあクリニック Cotovia Clinic
住所 6 Napier Road, #07-09 Gleneagles Medical Centre, Singapore 258499
診療時間 月〜金 9:00-17:00、土 9:00-13:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・総合診療
ポイント 日本人医師による丁寧な診察が特徴。
公式サイト https://www.cotoviaclinic.com/

まとめ:シンガポールの医療費で損しないために

シンガポールは医療水準が高い一方、外国人にとっては医療費の負担が大きくなりがちです。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 外国人は公的医療補助の対象外。民間保険への加入が必須
  • 私立クリニックの診察料はSGD 40〜100+、専門医はSGD 150〜300+
  • 日系クリニックは日本語で安心だが、費用はやや割高
  • 海外旅行保険のキャッシュレス対応を事前に確認しておくと安心
  • 日本で使っていた処方薬は、御用聞きドクターのオンライン診療で継続処方・海外配送が可能

シンガポールでの生活をより安心なものにするために、医療費の相場を知り、適切な保険と医療アクセスを確保しておくことが大切です。日本語で気軽に相談できる選択肢を持っておくと、いざという時に慌てずに済みます。