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2026/03/12

シンガポールの風邪薬ガイド|現地で買える市販薬・日本との違い・日本語クリニック情報を日本人向けに解説

シンガポールの風邪薬ガイド|現地で買える市販薬・日本との違い・日本語クリニック情報を日本人向けに解説

シンガポールで風邪をひいたとき、「日本の風邪薬は買える?」「現地の薬局で何を選べばいい?」「症状が重いときはどこを受診する?」と迷う日本人は少なくありません。

シンガポールでは市販薬の種類が日本と異なり、成分・用量・名称も違います。こうした不安に備えて、日本人医師にLINEで相談できる御用聞きドクターでは、日本の風邪薬をシンガポールへ配送するサービスを提供しています。

※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

医師監修 麻植医師

おうえケアとわクリニック 麻植 医師

シンガポールで風邪をひいたとき、日本の薬とは異なる製品が並びます。

現地で購入できる薬もありますが、日本とは成分が異なる場合があります。日本で使っていた薬を続けたい場合は、オンライン診療も検討してください。

シンガポールで風邪をひいたら?現地の対処法

シンガポールでは風邪をひいた際、日本のように気軽にドラッグストアで薬を買って自宅療養する文化がある一方、GP(General Practitioner=一般開業医)を受診するのが一般的です。

GPを受診すると、症状に応じた薬を院内で処方してもらえ、会社への病欠証明(MC:Medical Certificate)も発行されます。費用はSGD 30〜60程度(保険適用前)です。

一方、軽い風邪症状であれば薬局(Watsons・Guardian)で市販薬を購入して対処することも可能です。

シンガポールと日本の風邪薬の違いを徹底比較

シンガポールと日本では、風邪薬の種類・成分・入手方法に大きな違いがあります。以下の表で主な違いを比較しました。

比較項目 シンガポール 日本
代表的な総合感冒薬 Panadol Cold & Flu パブロンゴールドA / ルルアタックEX
主な解熱鎮痛成分 パラセタモール(主流) イブプロフェン / ロキソプロフェン
コデイン含有薬 処方箋が必要 市販薬に含有あり(ブロン等)
漢方・生薬系 ほぼ入手不可 葛根湯・小青竜湯など豊富
トラネキサム酸 市販薬にはなし ペラックT錠など一般的
購入場所 Guardian・Watsons・GP処方 ドラッグストア・コンビニ
平均価格帯 SGD $5〜18(約550〜2,000円) 500〜2,000円
薬剤師相談 薬局カウンターで可能 ドラッグストアで可能

特に注意すべき点として、日本で一般的に使用されているコデイン含有の咳止め薬(ブロン液・新ブロン錠など)は、シンガポールでは規制薬物に該当し、医師の処方箋なしには入手できません。また、日本で人気の漢方系風邪薬(葛根湯など)もシンガポールではほぼ流通していないため、渡航前に十分な量を持参するか、御用聞きドクターでの処方を検討してください。

なお、シンガポールではデング熱のリスクがあるため、発熱時にはイブプロフェン(Nurofen)ではなくパラセタモール(Panadol)を第一選択とするのが現地の一般的な指導です。デング熱が疑われる場合のNSAIDs使用は出血リスクを高める可能性があります。

御用聞きドクター

シンガポールで買える風邪薬一覧

シンガポールの薬局(Guardian・Watsons・Unity)では、風邪の症状に応じた市販薬を購入できます。ただし、日本の風邪薬とは成分構成が異なるため、正しい選び方を知っておくことが重要です。以下では、症状別にシンガポールで実際に購入できる風邪薬をカテゴリごとに詳しく紹介します。

【総合風邪薬|Panadol Cold & Flu(パナドール コールド&フル)】

Panadol Cold & Flu Codral Day & Night
Lemsip Max Cold & Flu

シンガポールの薬局(Guardian・Watsons)で最も一般的に販売されている総合風邪薬です。日本のパブロンやルルに近い成分構成で、発熱・鼻水・鼻づまり・のどの痛みを総合的に緩和します。

  • 日本の総合感冒薬に近い処方で、馴染みやすい
  • 昼用・夜用が分かれた製品(Codral)もあり、眠気を避けたい方に便利
  • Guardian・Watsonsのほか、コンビニ(7-Eleven)でも入手可能
  • 日本のパブロンに含まれるジヒドロコデインは、シンガポールでは規制対象のため市販薬には含まれません
製品名 有効成分 価格帯(SGD) 日本での類似薬
Panadol Cold & Flu パラセタモール500mg + フェニレフリン5mg + クロルフェニラミン2mg SGD $6〜9(約650〜1,000円) パブロンゴールドA
Codral Day & Night パラセタモール500mg + フェニレフリン(昼)/ クロルフェニラミン(夜) SGD $8〜12(約900〜1,350円) コンタック
Lemsip Max Cold & Flu パラセタモール1000mg + フェニレフリン12.2mg SGD $7〜10(約800〜1,100円) ルルアタックEX

日本の総合感冒薬と比較すると、シンガポールの市販薬は解熱鎮痛成分(パラセタモール)が中心で、日本で一般的なイブプロフェン配合の風邪薬は少ない傾向があります。また、日本の風邪薬に含まれるトラネキサム酸(のどの炎症を抑える成分)は、シンガポールの市販風邪薬には含まれていません。

【解熱鎮痛薬|Panadol / Nurofen】

Panadol(パナドール)

シンガポールで発熱や頭痛を伴う風邪症状に最も多く使われる薬です。Panadolはシンガポールで最も売れている市販薬で、スーパーやコンビニでも購入可能です。

  • Panadolは胃への負担が少なく、空腹時でも服用しやすい
  • Nurofenは抗炎症作用があり、のどの腫れを伴う風邪に効果的
  • Panadol Extraはカフェイン配合で鎮痛効果が強化されている
  • Nurofenは胃への負担が大きいため、胃が弱い方は食後に服用すること。デング熱の可能性がある場合、イブプロフェンは使用禁忌です
製品名 有効成分 価格帯(SGD) 日本での類似薬
Panadol(パナドール) パラセタモール(アセトアミノフェン)500mg SGD $3〜6(約350〜700円) カロナール・タイレノール
Nurofen(ニューロフェン) イブプロフェン200mg / 400mg SGD $7〜12(約800〜1,350円) イブ・ブルフェン
Panadol Extra パラセタモール500mg + カフェイン65mg SGD $5〜8(約550〜900円) ノーシン

ロキソニン(ロキソプロフェン)はシンガポールでは市販されていません。同じNSAIDsとしてはNurofen(イブプロフェン)が代替となりますが、鎮痛効果はロキソニンの方が強いとされています。日本で処方されたロキソニンを継続したい場合は、御用聞きドクターでの処方をご検討ください。

【咳止め・のど薬|Strepsils / Difflam / Dextromethorphan】

Strepsils

シンガポールで咳やのどの痛みに対応する市販薬です。Strepsilsはトローチタイプで手軽にのどの痛みを緩和でき、Difflam Sprayは抗炎症成分配合でのどの腫れに直接作用します。

  • Strepsilsはシンガポールで最もポピュラーなのどケア製品
  • Robitussinは痰を伴う咳(湿性咳嗽)と乾いた咳の両方に対応
  • Difflam Sprayは局所作用で全身への副作用が少ない
  • コデイン含有の咳止め(日本のブロンなど)はシンガポールでは処方箋が必要。市販では入手できません
製品名 有効成分 価格帯(SGD) 日本での類似薬
Strepsils(ストレプシルズ) アミルメタクレゾール + ジクロロベンジルアルコール SGD $5〜8(約550〜900円) のどぬ〜る / ルルのど飴
Difflam Anti-Inflammatory Spray ベンジダミン塩酸塩 SGD $8〜13(約900〜1,450円) のどスプレー
Robitussin DM デキストロメトルファン + グアイフェネシン SGD $7〜11(約800〜1,250円) メジコン(処方薬)

日本では龍角散やトラネキサム酸配合ののど薬が人気ですが、シンガポールでは同成分の市販薬はほぼ見かけません。日本ののど薬を持参するか、御用聞きドクターで処方を受けることで対応可能です。

【鼻炎・鼻づまり薬|Otrivin / Zyrtec-D】

Zyrtec-D

風邪に伴う鼻水・鼻づまりに使用する薬です。Otrivinは即効性のある点鼻スプレーで、Zyrtec-DとClarinaseは内服で鼻づまりとアレルギー症状を同時に改善します。

  • Otrivinは10分以内に効果が表れ、鼻づまりの即時解消に最適
  • Zyrtec-DとClarinaseは薬局カウンター(Behind the Counter)で購入可能
  • 内服薬は眠気を抑えた第2世代抗ヒスタミン薬がベース
  • Otrivinは連続3日以上の使用で薬剤性鼻炎のリスクあり。Zyrtec-D・Clarinaseはプソイドエフェドリン含有のため購入時にID提示が必要な場合があります
製品名 有効成分 価格帯(SGD) 日本での類似薬
Otrivin Nasal Spray(オトリビン) キシロメタゾリン塩酸塩0.1% SGD $8〜12(約900〜1,350円) ナザール スプレー
Zyrtec-D セチリジン5mg + プソイドエフェドリン120mg SGD $12〜18(約1,350〜2,000円) ストナリニ・ディレグラ
Clarinase Repetabs ロラタジン5mg + プソイドエフェドリン120mg SGD $10〜15(約1,100〜1,700円) クラリチン + ディレグラ相当

日本で広く使われるナザールスプレーと同様の成分(キシロメタゾリン)を含むOtrivinが代替品です。日本の小青竜湯のような漢方系の鼻炎薬はシンガポールでは入手困難です。

シンガポールで処方される風邪の処方薬について

GPやクリニックで処方される風邪薬は、市販薬よりも効果が高い成分が含まれます。特に以下の処方薬は日本人にとって馴染みのある薬に近い成分構成です。

処方薬名 成分 対応する症状 日本の類似処方薬
Augmentin アモキシシリン + クラブラン酸 細菌性気管支炎・副鼻腔炎 オーグメンチン配合錠
Zyrtec セチリジン10mg アレルギー性鼻炎・鼻水 ジルテック錠
Singulair モンテルカスト10mg 気管支喘息 シングレア / キプレス
Prospan アイビーリーフエキス 咳・痰 プロスパン
Prednisolone プレドニゾロン5mg 重度の気道炎症 プレドニン

注意:抗生物質(Augmentinなど)はウイルス性の風邪には効果がなく、細菌感染が疑われる場合にのみ処方されます。日本で服用していたPL配合顆粒やムコダインなどを継続したい場合は、御用聞きドクターに相談することで日本から配送が可能です。

シンガポールで風邪の受診に|日本語対応可能なクリニック

シンガポールには日本語で受診できるクリニックが複数あります。

ラッフルズジャパニーズクリニック(Raffles Japanese Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ラッフルズジャパニーズクリニック Raffles Japanese Clinic
住所 585 North Bridge Road, Raffles Hospital #11-00, Singapore 188770
診療時間 月〜金 9:00-12:30 / 14:00-17:30、土 9:00-12:30
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・婦人科・皆膚科ほか
ポイント 日本人医師・看護師常駐。海外旅行保険キャッシュレス対応も可能。
公式サイト https://www.rafflesmedicalgroup.com/japanese/

日本メディカルケア(Nippon Medical Care)

クリニック情報
クリニック名 日本メディカルケア Nippon Medical Care
住所 1 Raffles Place, #04-01, Singapore 048616
診療時間 月〜金 9:00-12:00 / 14:00-17:00、土 9:00-12:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・健康診断
ポイント 日本人医師が常駐。企業検診にも対応。
公式サイト https://www.nipponmedicalcare.com.sg/

ジャパングリーンクリニック(Japan Green Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ジャパングリーンクリニック Japan Green Clinic
住所 290 Orchard Road, #10-01 Paragon, Singapore 238859
診療時間 月〜金 9:00-12:00 / 14:00-17:30、土 9:00-12:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・小児科・婦人科・皮膚科
ポイント オーチャード駅直結でアクセス良好。
公式サイト https://www.japangreen.com.sg/

ことびあクリニック(Cotovia Clinic)

クリニック情報
クリニック名 ことびあクリニック Cotovia Clinic
住所 6 Napier Road, #07-09 Gleneagles Medical Centre, Singapore 258499
診療時間 月〜金 9:00-17:00、土 9:00-13:00
※変更される場合があります。
対応診療科 内科・総合診療
ポイント 日本人医師による丁寧な診察が特徴。
公式サイト https://www.cotoviaclinic.com/

シンガポールで風邪の症状がひどい場合の受診方法と費用

市販薬で対応できる軽い風邪症状もありますが、以下の症状がある場合はGP(一般開業医)または日本語対応クリニックの受診をおすすめします。

すぐに受診すべき「危険な風邪のサイン」

  • 38.5℃以上の高熱が2日以上続く
  • 呼吸が苦しい、胸に痛みがある
  • 痰に血が混じる
  • 水分が取れないほどの嘔吐・下痢を伴う
  • デング熱が流行している時期の急な高熱(イブプロフェンは絶対に使用しない)

シンガポールの医療機関の種類と風邪の診察費用目安

医療機関 特徴 費用目安(保険適用前) 待ち時間目安
GPクリニック 一般的な風邪の第一選択。薬も同時に処方 SGD $30〜60(約3,400〜6,800円) 15〜45分
ポリクリニック(公立) 費用が安いが混雑。PR保有者向き SGD $15〜30(約1,700〜3,400円) 1〜3時間
日本語対応クリニック 日本語で相談可能。駐在員に人気 SGD $60〜120(約6,800〜13,500円) 予約制が多い
緊急外来(A&E) 24時間対応だが高額。重症時のみ SGD $100〜300(約11,300〜33,800円) 症状により変動

シンガポールでは風邪での受診時にMC(Medical Certificate=病欠証明)が発行されます。会社によってはMCがないと病欠として認められないケースがあるため、症状が重い場合はGPを受診して薬の処方とMCの取得を同時に行うのが効率的です。

シンガポールで風邪薬にお困りの方へ

「日本の風邪薬が手に入らない…」
「現地の薬の成分が心配…」

御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で診療し、日本の処方薬を海外のご自宅へ配送します。現地で処方を受けるより安く済むケースも多いです。



【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?

  • 日本人医師が日本語で診療
  • 日本で使っていた薬を継続処方
  • 日本の処方薬を海外へ配送


日本語で相談OK
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※LINEで24時間予約受付中

 

まとめ

シンガポールで風邪をひいた際の対処法と、知っておくべきポイントをまとめます。

  • 軽い風邪ならPanadol Cold & Fluなどの市販薬で対応可能
  • 日本の風邪薬(パブロンなど)はコデイン含有のため持ち込みに注意
  • シンガポールではGP受診が一般的(MC発行・院内処方が便利)
  • 高熱が続く場合はデング熱の可能性も考えて早めに受診
  • 日本の薬が必要なら御用聞きドクターのオンライン診療が便利

事前に現地の風邪薬事情を知っておけば、いざというときも慌てずに対処できます。