2026/02/12

タイで増える“海外うつ”とは?日本人がメンタル不調になりやすい理由と対処法

タイで増える“海外うつ”とは?日本人がメンタル不調になりやすい理由と対処法

タイでの生活は楽しい一方で、「急に気分が落ち込む」「眠れない」「涙が出てしまう」といった不調を訴える日本人は少なくありません。

環境の変化、言語の壁、仕事のストレス、気候の違い。

実はこれらは海外うつの典型的な引き金です。

特にバンコクのような都市では、日常生活は便利でも、「誰にも相談できない」という孤独感が重なり、不調が長引くケースもあります。

本記事では、タイ在住の日本人に起こりやすいメンタル不調の原因と、日常でできる対処法、さらに日本語で相談できる医療の選択肢までわかりやすく解説します。

ひとりで抱え込まず、“今のつらさ”を軽くするためのヒントを見つけてください。

※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

医師監修

おうえケアとわクリニック 麻植 医師

海外生活は刺激が多い反面、環境の変化がストレスとなり、心の不調を抱えやすい状況が生まれます。

「なんとなく気分が沈む」「眠れない」「やる気が出ない」──これらは体調からのサインです。
つらさを一人で抱えず、早めに相談していただくことで回復が大きく前進します。

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タイ在住の日本人がメンタル不調を抱えやすい理由

タイは暮らしやすい国ですが、実は日本人がメンタル不調を感じやすい環境が重なりやすい場所でもあります。

気候・文化・仕事環境など、複数のストレス要因が“じわじわ”と積み重なるのが特徴です。

気候・湿度が体調とメンタルに影響する

タイの一年中続く高温多湿の環境は、自律神経に負担をかけやすく、

  • 眠れない
  • 疲れやすい
  • やる気が出ない
  • 集中できない

といった心身の不調につながりやすい傾向があります。特に気温差・湿度の高さはメンタルの揺らぎの大きな原因です。

言語の壁・文化ストレスで疲れが溜まりやすい

日常生活で英語・タイ語を使うことは、それだけで大きなエネルギーを使います。さらに文化の違いも重なり、

  • 言いたいことが伝わらないストレス
  • 誤解される不安
  • 孤独感

など、海外生活ならではの慢性的なストレスが積み重なります。

仕事のストレスや孤独感が強まりやすい

駐在・帯同・リモート勤務など働き方は様々ですが、共通しているのは、

「環境の変化」×「サポートが少ない」

という構造です。

  • 慣れない職場環境
  • 家族や友人が近くにいない
  • 相談相手が限られる

こういった状況はメンタル負荷を大きくします。

医療制度の違いで“相談しづらい”状況に

タイの医療レベルは高いものの、

  • メンタルの症状を英語で説明できない
  • 薬の名前が日本と違う
  • 保険の適用範囲がわかりにくい
  • そもそも精神科に行きにくい

といった理由で、相談まで進めない方が非常に多いです。その結果、「我慢し続けて悪化してしまう」ケースが少なくありません。

気づきにくいうつ症状|最初に現れるサインとは

うつ症状は、はっきりとした「落ち込み」よりも、日常の小さな違和感から始まることが多いのが特徴です。

タイの環境変化やストレスによって、心のエネルギーが少しずつ削られていくため、自分でも“気づきにくい”ことがあります。

理由もなく気分が沈む

特別な出来事がないのに気分が重い、楽しいと感じにくいなど、感情のコントロールが難しくなるのは初期のサインです。

寝つけない・途中で起きる

睡眠はメンタルのバロメーターです。寝つきが悪い、中途覚醒、早朝覚醒が続く場合、心がSOSを出している可能性があります。

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やる気が出ない

仕事・家事・趣味など「いつもの行動」が億劫に感じるのは、心のエネルギーが低下しているサイン。

海外生活では特に気づきにくい傾向があります。

体がだるい・朝起きられない

身体症状として現れるケースも多く、慢性的な疲労感は軽いうつ状態の典型的な兆候です。

食欲の変化

食べられない/逆に過食気味になる――どちらもメンタル不調のサイン。

タイの気候や生活リズムの変化で悪化しやすい傾向があります。

タイで“しんどさ”放置は危険|うつが悪化するプロセス

うつ症状は「気のせい」「そのうち治る」と放置すると、段階的に悪化し、回復まで時間がかかることがあります。

とくにタイ在住者は環境ストレスが重なりやすいため、早めの対策が重要です。

疲労 → 睡眠障害 → 情緒不安定の連鎖

暑さ・湿度・生活リズムの乱れによる慢性的な疲労は、まず眠りの質に影響します。

睡眠が乱れると、脳の回復が追いつかず、イライラ・不安・涙もろさなど情緒の揺れが増えやすくなります。

判断力低下で仕事や生活が崩れやすい

うつに伴う集中力・判断力の低下は、仕事のパフォーマンスに直結します。

「ミスが増える → 自信を失う → さらに不調が進む」という悪循環に入りやすく、生活全体が乱れてしまうことも。

自己否定感が強まり、さらに症状が悪化

不調が長引くと「自分のせいだ」「弱いからだ」といった自己否定の思考が強まり、症状はさらに重くなります。

タイでは相談先が限られるため、ひとりで抱え込みやすい点も危険です。

タイでうつを相談する方法|病院・オンライン診療・日本語対応の違い

タイでメンタル不調を相談する場合、「どこに相談すればいいのか分からない」という声が非常に多いです。

ここでは、在住者が実際によく使う4つの相談ルートをわかりやすく比較します。

現地日系病院の特徴

  • 日本語通訳が常駐しており、不安が少ない
  • 診療方針が日本に近く、説明が丁寧
  • 費用が高くなりやすい(初診平均3,000〜8,000B)
  • 人気のため予約が取りづらいことも

一般病院のメリット・デメリット

  • 費用が比較的安く、精神科の選択肢も多い
  • 医療レベルが高い施設も多い
  • ただし英語またはタイ語で詳細説明が必要
  • 文化的背景の違いから「相談しづらい」と感じる人が多いオンライン診療(英語・日本語)の違い
  • 英語オンライン診療:話せる人には便利だが、症状のニュアンスが伝わりにくい
  • 処方される薬が日本とは異なることがある
  • 日本語オンライン診療:症状を正確に伝えられるため安心感が大きい
  • 対面のストレスがなく相談しやすい

日本語で症状を伝えられるオンライン診療は、特にデリケートな相談や慢性疾患の継続処方を希望する方にとって心強い選択肢です。

日本で飲んでいた薬をそのまま海外でも続けたい場合は、御用聞きドクターを活用するのも一つの方法です。

日本語で症状を伝えて、日本の薬を受け取れます

「英語で症状をうまく説明できない…」
「日本で飲んでいた薬を海外でも続けたい…」

御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で診療し、日本の処方薬を海外のご自宅へ配送します。

現地で処方を受けるより安く済むケースも多いです。
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タイの鬱治療で使われる薬|基本と注意点

うつ治療では、症状や体質に合わせて複数の薬を組み合わせることがあります。

ここでは代表的な薬の種類と注意点をまとめます。

抗うつ薬(SSRI/SNRI)の役割

  • 脳内のセロトニン・ノルアドレナリンを整える薬
  • 焦り・不安・気分の落ち込みを改善
  • 効果はゆっくり(2〜4週間ほどで実感)
  • 急にやめると禁断症状が出ることもあるため自己判断NG

抗不安薬・睡眠薬の使い分け

  • 不安感が強いときに気持ちを落ち着かせる役割
  • 眠れない場合は睡眠薬を併用することもある
  • 持続時間や効き方が薬によって大きく異なる
  • 依存リスクがあるタイプもあるため、必ず医師管理下で使用

副作用リスクと正しい飲み方

  • 飲み始めに吐き気・眠気・だるさが出ることがある
  • 多くは数日〜数週間で落ち着く
  • 自己判断で増減させると悪化することがある
  • 体調変化は必ず医師へ共有することが大切

タイで入手しにくい薬がある理由

  • 日本で一般的な抗うつ薬がタイでは流通していない場合がある
  • 医師の処方方針が国により異なる
  • 「同じ名前でも成分が違う薬」が存在することも
  • 在庫が不安定な薬も多く継続治療に影響することがある

絶対に避けたい自己判断|タイでよくあるNGケース

タイ在住者の相談で特に多いのが「薬の自己判断」。

症状が悪化する大きな原因になるため注意が必要です。

市販薬に頼る

  • タイでは精神的な不調向けの市販薬が豊富
  • しかし成分が強いものもあり、副作用が出るケースが多い
  • 根本治療にならないため悪化するリスクが高い

薬を急にやめる

  • 抗うつ薬・睡眠薬は突然の中断が最も危険
  • 離脱症状(めまい・動悸・不安増大)が出ることも
  • 必ず医師と相談しながら段階的に減らす必要がある

飲酒で気分を紛らわせる

  • 一時的に気が紛れても根本改善にはならない
  • アルコールは睡眠質を下げ、うつ症状を悪化させやすい
  • 抗うつ薬との相性により危険な副作用が出ることもある

タイですぐできるメンタルケア|心が軽くなる生活習慣

うつや不安が疑われるときでも、生活習慣を少し整えるだけで心の負担が和らぐことがあります。

ここでは、タイ在住の方でも今日から取り入れやすいセルフケアをまとめました。

睡眠改善の工夫

  • 寝る90分前からスマホ・PCをできるだけ見ない
  • 毎日おおよそ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
  • カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)は夕方以降控える
  • 寝室はエアコンで「少し涼しい」くらいに保つ

タイの暑さは睡眠の質を大きく下げるため、室温・湿度の調整だけでもメンタルが軽くなることがあります。

栄養とメンタルの関係

  • 炭水化物・油物中心の食事が続くと、血糖の乱高下で気持ちが不安定になりやすい
  • タンパク質(肉・魚・卵・大豆)を意識してとる
  • タイ料理でも、揚げ物よりスープ・蒸し料理・野菜多めのメニューを選ぶ

食事は「心のガソリン」です。完璧でなくて良いので、少しだけバランスを意識することが大切です。

孤独を軽減する行動

  • 週に1回だけでも「誰かと話す予定」を入れておく
  • オンラインコミュニティや日本人会など、ゆるくつながれる場を持つ
  • 完璧に仲良くなる必要はなく、「軽く雑談できる相手」を増やすイメージで

孤独感はうつ症状を悪化させやすいため、「一人で抱え込まない」ことがとても重要です。

相談することで負担が軽くなる

メンタル不調は、「話した瞬間にすべて解決する」ものではありませんが、

  • 状況を整理できる
  • 自分では思いつかなかった対処法が見つかる
  • 「一人じゃない」と感じられる

といった意味で、早い段階からの相談はとても大きな助けになります。つらさが続く場合は、セルフケアだけで抱え込まず、専門家の力を借りることも検討してみてください。

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御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で診療し、日本の処方薬を海外のご自宅へ配送します。

現地で処方を受けるより安く済むケースも多いです。
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日本語で相談できて安心!タイの鬱・適応障害対応病院

タイでの生活が続く中で、「気分が落ち込む」「何もやる気が起きない」と感じる日本人は少なくありません。

環境の変化や孤独感、仕事のストレスなどが重なり、鬱や適応障害のような症状が現れることもあります。

ここでは、日本語で気持ちや状況を相談できる病院・クリニックを中心に、心の不調に対応している医療機関をエリア別に紹介します。

バンコク |バンコク病院

バンコク うつ病 ・適応障害 バンコク病院

バンコク病院内の日本人専門クリニック(JMS)では、うつ病・適応障害・不安症・睡眠障害などメンタル不調に日本語で対応。

海外生活の環境変化や仕事ストレスによる心身不調を、日本人医療コーディネーターと日本語通訳が継続サポート。

必要に応じ精神科・心療内科へ同日紹介も可能。各種保険のキャッシュレスにも対応し、治療方針や薬の説明も日本語で丁寧に案内され、初診でも安心して相談できる体制が整っています。

プロンポン |サクラクロスクリニック

プロンポン うつ病 ・適応障害 サクラクロスクリニック

サクラクロスクリニックは、日本の桜十字グループが運営する日系医療機関として、うつ病・適応障害・不安症・不眠などの心療内科領域を日本語で診療。

タイでは精神科中心で心療内科が少ない中、デパス等日本国内で一般的に処方される抗不安薬を院内で使用可能なのが大きな特徴です。

大学所属の専門医が週1回診療し、必要に応じて長期処方・保険申請(180日超)サポートまで対応。

異文化ストレスや仕事の重圧による心身不調を、海外生活者向けに丁寧にケアしてくれるクリニックです。

スクンビット |BLEZ Clinic

スクンビット うつ病 ・適応障害 BLEZ Clinic

BLEZ Clinicは、心身の不調を総合内科で幅広く診る日本語対応クリニックとして、うつ病・適応障害・ストレス起因の不安、不眠などの症状にも丁寧に対応。

検査で異常がないのに続く不調や、仕事・生活環境の変化によるメンタル不調を含め、身体と心を一体で捉える診療を行っています。

アソーク駅徒歩1分の好アクセスで、仕事帰りにも受診しやすい点が魅力。オンライン相談・土日診療ありで、海外生活者のメンタルケアにも安心のサポート体制です。

シラチャ |パヤタイシラチャ病院

シラチャ うつ病 ・適応障害 パヤタイシラチャ病院

パヤタイシラチャ病院のメンタルヘルスセンターは、うつ病・適応障害・不安障害・不眠・パニックなど幅広い精神症状に対応。

複数の精神科専門医が在籍し、薬物治療だけに依存せず、対話時間を重視したカウンセリング・行動療法も導入しています。

「休職すべきか」「薬を減らしたい」「タイ生活のストレスが限界」などの相談も可能。土日診療あり(〜17時)で受診しやすく、薬に抵抗がある方にも寄り添った治療選択ができる病院です。

プーケット |バンコク病院プーケット

シラチャ うつ病 ・適応障害 パンコク病院プーケット

バンコク病院プーケットでは、うつ病や適応障害、不安障害、依存症などのメンタル不調に対して、専門の精神科医・心理士チームがカウンセリングと薬物療法、リハビリテーションを組み合わせてサポートします。

アルコールや薬物依存、睡眠障害など幅広いケースを受け入れ、家族も交えた治療計画を一緒に立ててくれます。

リゾート地ならではの穏やかな雰囲気で、心身を整えながらケアを受けられます。

日本語で安心して相談したい方へ|オンライン診療 御用聞きドクターの活用

「病院に行くほどなのか分からない」

「英語やタイ語でメンタルの悩みを話す自信がない」

そんなときに選択肢となるのが、日本語で相談できるオンライン診療 御用聞きドクターです!

タイ うつ

日本の精神科医がLINEで対応

  • 海外在住でも、日本の精神科・心療内科医に相談できる
  • 診療の窓口がLINEなので、普段のチャット感覚で相談を始められる
  • タイ在住者の相談実績がある医師なら、生活背景も理解してもらいやすい

症状を丁寧に説明できる

  • 「気分の落ち込み」「不眠」「不安」「パニック」など、細かい症状を日本語で伝えられる
  • 言葉に詰まっても、チャットでゆっくり補足できる
  • 伝え漏れや誤解が少ないため、治療方針が立てやすい

必要に応じて薬の相談も

不眠

  • 今飲んでいる薬が「自分に合っているか」相談できる
  • 日本でよく使われる薬について説明を受けられる
  • 症状に応じて、薬を使うかどうかも含めて医師と一緒に検討できる
  • 不眠薬の処方も可能

タイへの配送実績も豊富

  • 必要な場合、日本からタイへの薬配送に対応しているサービスもある
  • タイの通関ルールを踏まえたうえで発送してもらえる
  • 「本物の薬かどうか不安」という心配を減らせる

現地病院と併用しながら、日本語のオンライン診療を「セカンドオピニオン」として活用する方も増えています。

タイでも日本の精神科医に

相談可能!
御用聞きドクター メンタル オンライン診療

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  • 日本語・英語での診断書 発行可能!
  • 海外うつ・不眠・不安など幅広く相談可
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まとめ|タイ生活の“しんどさ”は我慢しなくていい

タイでの生活は魅力が多い一方で、気候・文化・言語・仕事環境の変化が重なり、心の負担が大きくなりやすい環境でもあります。

気分の落ち込み、不眠、やる気が出ない、涙もろくなる——こうした症状は、「ただの疲れ」ではなく、メンタル不調のサインであることも少なくありません。

本記事で紹介したように、

  • 生活習慣の見直し(睡眠・栄養・孤独対策)
  • 早めの相談で悪化を防ぐ
  • 診療は日本語で受けるという選択肢もある

といった方法で、タイにいながらでも心の負担を大きく減らすことができます。

「つらいけど、どこに相談したらいいか分からない」という方は、一度専門家に話してみるだけでも気持ちが軽くなることがあります。

あなたの心の SOS を放置せず、どうか早めにケアしてあげてください。

タイ生活を、もっと安心して・自分らしく過ごせますように。