タイで健康診断を受けた際に、「血糖値が高い」「糖尿病の可能性がある」と言われ、突然不安になった方も少なくないはずです。
また、日本ですでに糖尿病の治療を続けていた方にとっては、
- タイでも今までと同じ治療を続けられるのか
- 薬やインスリンはどうなるのか
- どこに通院すればいいのか分からない
といった悩みが一気に押し寄せてくることがあります。
タイと日本では、糖尿病治療の考え方・使われる薬・受診環境が異なります
日本と同じ感覚で治療を続けようとすると、「説明が十分に理解できない」「薬が変わって不安」と感じてしまうケースも少なくありません。
まずは状況を正しく整理することが、治療を安定させる第一歩です。
※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

おうえケアとわクリニック 麻植 医師
糖尿病は、自己判断で治療を中断・変更すると血糖コントロールが急激に悪化することがあります。
数値が軽度に見えても放置せず、薬・インスリン・生活習慣をどう続けるかを
医師と一緒に確認することが、合併症予防につながります。
タイで糖尿病の治療や薬に不安を感じている方へ
「この血糖値はすぐ治療が必要?」
「今の薬を続けて大丈夫?」
「病院に行くほどではない気もする…」
そんな時に、日本人医師が状況を整理し、治療方針の考え方を一緒に確認します。
【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
- 糖尿病・血糖値・検査結果の相談が可能
- 日本で使っていた治療・薬の考え方も相談できる
※「まだ治療が必要か分からない」「経過観察でよいか迷っている」段階でも相談できます
タイ在住日本人に多い糖尿病の悩み
タイで生活を始めてから、血糖値の管理がうまくいかなくなったと感じる日本人は少なくありません。
気候・食事・生活環境の違いが、糖尿病のコントロールに影響することがあります。
食生活の変化による血糖コントロール悪化
タイでは、日本とは食文化が大きく異なり、無意識のうちに血糖値が上がりやすい食事になりがちです。
- 甘い飲み物や砂糖を多く使った料理が多い
- 麺類・ご飯など炭水化物中心の食事になりやすい
- 外食や屋台文化で食事量・内容の調整が難しい
「日本にいた頃と同じ感覚」で食事を続けると、血糖値が乱れやすくなる点には注意が必要です。
運動量・生活リズムの変化
気候や生活環境の変化により、活動量が減ってしまうケースも多く見られます。
- 暑さで外出や運動を控えるようになる
- 車移動が増え、日常的な歩行量が減る
- 仕事や駐在生活によるストレス・睡眠リズムの乱れ
運動不足や生活リズムの乱れは、血糖コントロール悪化の大きな要因になります。
日本での治療をそのまま続けられない不安
すでに日本で糖尿病治療を受けていた方ほど、タイでの治療継続に不安を感じやすい傾向があります。
- 日本で使っていた薬やインスリンが手に入るのか
- 治療方針が大きく変わらないか
- 医師の説明を十分に理解できるか
「今までの治療をどう続けるか」を整理できないまま不安を抱え込んでしまうケースも少なくありません。
タイの糖尿病治療の基本知識
タイで糖尿病の診断や治療を受ける場合、日本とは進め方や考え方が異なる点があります。
あらかじめ基本的な流れを知っておくことで、不安を減らしやすくなります。
タイの医療機関での糖尿病診療の流れ
タイの病院やクリニックでは、比較的シンプルかつ数値を重視した診療が行われることが多い傾向です。
- 血液検査による血糖値・HbA1cの確認
- 検査結果をもとにした食事・運動に関する簡単な説明
- 数値に応じた薬物療法(内服薬・注射)の判断
診察から検査、薬の処方までが短時間で進むことも多く、「思っていたより早く治療方針が決まった」と感じる日本人も少なくありません。
日本とタイの治療方針の違い
日本と比べると、タイの糖尿病治療にはいくつか特徴的な違いがあります。
- 血糖値やHbA1cなど数値を重視した判断が中心
- 基準を超えると、比較的早い段階で薬の追加・切り替えが検討される
- 生活背景や食文化まで細かく踏み込まれないケースもある
日本と同じ説明やサポートを期待すると、ギャップを感じやすい点には注意が必要です。
「どの数値をどう改善したいのか」を自分でも把握しておくことが大切になります。
タイで使われる糖尿病治療薬の注意点
タイでは、日本と同じ成分の糖尿病治療薬が使われることもありますが、用量や説明方法、管理の考え方が異なるケースがあります。
薬に関する注意点を知っておくことは、治療を安定させるうえで重要です。
経口血糖降下薬について
内服薬による治療は、タイでも一般的に行われていますが、日本と同じ感覚で服用すると戸惑うことがあります。
- 日本と同じ成分でも、1錠あたりの用量が異なる場合がある
- 服用回数やタイミングの説明が簡略なこともある
- 副作用についての説明が最小限で終わるケースもある
「日本で使っていた薬と同じ名前だから安心」と自己判断しないことが重要です。
インスリン治療の注意点
インスリン治療を行っている方は、特に環境面の違いに注意が必要です。
- 高温多湿の気候のため、保管方法(冷蔵・携帯時の温度管理)が重要
- インスリンの種類や作用時間が日本と異なる場合がある
- 単位表示や注射器・ペンの仕様に違いがあることも
「同じインスリンでも使い方が違う」可能性を前提に確認することが大切です。
自己判断で薬を変えるリスク
言葉の壁や説明不足から、不安を感じて自己判断で薬を調整してしまう方もいますが、これは非常にリスクの高い行為です。
- 薬の急な中断・切り替えによる血糖値の急変
- 低血糖や高血糖を起こすリスクの増加
- 体調悪化や合併症につながる可能性
薬の変更や中断は、必ず医師に相談したうえで判断する必要があります。
市販薬・サプリで血糖を下げてもいい?
タイでは、薬局やスーパー、オンラインなどで「血糖対策」をうたう市販薬やサプリメントを簡単に見かけます。
しかし、糖尿病治療中の方が使う場合には注意が必要です。
タイで売られている「血糖対策サプリ」の実情
タイで流通している血糖対策サプリの多くは、医師が処方する医薬品とは異なります。
- 医薬品ではなく、あくまで健康補助食品として扱われている
- 血糖値を下げる効果が医学的に十分検証されていないものも多い
- 効果の出方には個人差が大きい
「飲めば血糖が下がる」と期待しすぎないことが大切です。
薬との併用リスク
すでに糖尿病の治療薬やインスリンを使っている場合、サプリの併用には特に注意が必要です。
- 医師に相談せずに使うことで、治療内容が把握されなくなる
- 薬の効果に影響し、血糖コントロールが不安定になる可能性
- 低血糖や高血糖のリスクが高まるケースもある
「サプリだから安全」と自己判断せず、必ず医師に相談することが重要です。
糖尿病で病院を受診すべきタイミング
糖尿病は、自覚症状が少ないまま進行することも多く、「まだ大丈夫」と受診を後回しにしてしまいがちです。
しかし、症状や数値によっては早めの受診が重要になります。
すぐに受診した方がいい症状
以下のような症状がある場合は、血糖値が大きく乱れている可能性があります。
- 強い喉の渇きが続く
- 特別な理由がないのに体重が減っている
- めまい・ふらつき・強い倦怠感を感じる
これらの症状がある場合、自己判断で様子を見るのは避けるべきです。
定期フォローが重要な理由
症状が落ち着いている場合でも、糖尿病では定期的なフォローが欠かせません。
- 血糖値やHbA1cの変化を早期に把握できる
- 合併症(目・腎臓・神経など)の予防につながる
- 生活や環境の変化に合わせた数値の微調整が必要になる
「症状がない=問題ない」とは限らないため、継続的に医師と状態を確認することが大切です。
タイで受診できる日本人向け病院・クリニック5選
タイ・バンコクには、糖尿病診療に対応した医療機関が複数あります。
検査体制や専門医の有無、日本人にとっての受診しやすさを基準に、代表的な病院・クリニックを紹介します。
バムルンラード病院(バンコク)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | バムルンラード病院(Bumrungrad International Hospital) |
| 診療科目 | 内科、外科、産婦人科、小児科 ほか |
| 公式サイトURL | 公式サイトはこちら |
バムルンラード病院では、内分泌学(糖尿病・代謝)を専門とする医師が在籍し、一般内科クリニック内で糖尿病の診断・管理が行われています。
血糖値やHbA1cなどの検査結果をもとに、生活習慣、合併症リスク、年齢や体調を踏まえた個別性の高い治療方針が検討されます。
栄養学、腎臓内科、循環器内科など関連診療科とも連携しており、糖尿病に伴う全身管理まで含めた診療体制が整っている点が特徴です。
国際認証を受けた医療環境のもと、継続的な血糖コントロールを重視した治療が行われています。
サクラクロスクリニック(プロンポン)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | サクラクロスクリニック(Sakura Cross Clinic) |
| 診療科目 | 内科、婦人科、小児科、心療内科、消化器科、皮膚科 |
| 公式サイトURL | 公式サイトはこちら |
サクラクロスクリニックの内科では、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの慢性疾患に幅広く対応しています。
海外旅行保険の対象外となりやすい糖尿病治療薬についても、ジェネリック医薬品を中心に比較的利用しやすい価格帯で提供している点が特徴です。
診察時には日本語通訳が症状確認から医師の診察まで同席し、言語面の不安を軽減しています。
診察後は薬剤師との相談を通じて、処方内容や薬の必要性を確認できる体制が整っており、患者の状況や希望を踏まえた内科診療が行われています。
スクンビット病院(スクンビット)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | スクンビット病院(Sukhumvit Hospital) |
| 診療科目 | 内科、整形外科、小児科、耳鼻咽喉科、糖尿病治療センター ほか |
| 公式サイトURL | 公式サイトはこちら |
スクンビット病院の糖尿病・内分泌センターでは、内科医・内分泌専門医・心臓専門医・腎臓専門医・栄養士・看護師などによる多職種チーム体制で、糖尿病のスクリーニングから治療、長期管理までを包括的に行っています。
生活の質を重視したケアを基本方針とし、血糖コントロールだけでなく、合併症の予防や進行抑制にも力を入れている点が特徴です。
糖尿病性創傷に対しては高圧酸素療法(HBO)を用いた治療にも対応しており、足病変や末梢血管障害の評価・検査設備も整えられています。
患者一人ひとりの状態に合わせた評価と、継続的な管理が行われています。
パヤタイ・シラチャ病院(シラチャ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | パヤタイ・シラチャ病院(Phyathai Sriracha Hospital) |
| 診療科目 | 消化器内科、循環器内科、小児科、産婦人科、不妊治療センター、皮膚科、整形美容外科 ほか |
| 公式サイトURL | 公式サイトはこちら |
パヤタイ・シラチャ病院の内科センターでは、糖尿病をはじめとする内分泌疾患に対し、診断・治療・長期管理を一体で行う包括的な診療体制が整えられています。
専門の内科医チームと先進的な医療技術を組み合わせ、早期発見と的確な治療を重視した診療が行われている点が特徴です。
糖尿病の評価や継続的なフォローアップに加え、生活習慣管理や合併症予防にも対応しています。
また、予防医療にも力を入れており、成人向けワクチンや旅行ワクチンの提供を通じて、健康維持と疾患予防を総合的にサポートしています。
シラチャ周辺で長期的な糖尿病管理を考える方にとって、相談しやすい医療機関です。
バンコク病院プーケット(プーケット)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | バンコク病院プーケット(Bangkok Hospital Phuket) |
| 診療科目 | 内科、外科、小児科、整形外科、消化器科、婦人科、精神科、歯科 ほか |
| 公式サイトURL | 公式サイトはこちら |
バンコク病院プーケットの糖尿病内分泌・腎臓センターでは、糖尿病をはじめとする内分泌疾患や腎疾患に対し、専門性の高い診療体制が整えられています。
内分泌専門医と看護師が連携し、患者一人ひとりの状態に合わせた評価・治療・継続的な管理を実施しています。
血糖コントロールだけでなく、将来的な合併症リスクを見据えた包括的なケアを重視している点も特徴です。
院内には関連する検査・診療設備が集約されており、糖尿病と腎機能の両面を含めた専門的な診療をスムーズに受けられる環境が整っています。
プーケット滞在中に、長期的な糖尿病管理を検討している方にとって心強い医療機関です。
日本語で相談したい人へ|御用聞きドクターという選択肢
タイで糖尿病の治療を続けるうえで、
「この数値は本当に大丈夫なのか」
「日本で使っていた処方薬を続ける方法はないのか」
と迷う場面は少なくありません。
言葉や医療制度の違いから、不安を抱えたままタイで、治療を続けてしまうケースも多く見られます。
日本人医師が日本語で糖尿病相談
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で糖尿病に関する相談を受け付けています。
- 血糖値・HbA1cなど検査結果の見方を日本語で説明
- 現地医療機関での診断内容を整理
- 治療方針のセカンドオピニオンとしての活用も可能
「説明は受けたけれど、よく分からなかった」という状態を放置しないことが重要
です。
薬・治療継続に関する相談ができる
すでに日本で糖尿病治療を受けていた方や、タイで治療を始めた方でも、
これまでの経緯を踏まえた相談が可能です。
- 日本での治療歴を踏まえたアドバイス
- 薬やインスリンを変更する必要性の確認
- 急な薬変更に対する不安を整理
「続ける・変える・様子を見る」の判断材料を整理できる点が大きなメリットです。
通院前・通院後の確認先として便利
御用聞きドクターは、実際の病院受診を否定するものではなく、判断に迷ったときの確認先として活用できます。
- 今すぐ病院に行くべきかの判断
- 処方された薬や治療内容の確認
- 次回受診までの過ごし方の相談
ひとりで抱え込まず、日本語で状況を整理できる選択肢があることが、海外での糖尿病治療を続けるうえでの安心につながります。
タイで糖尿病の治療や薬に不安を感じている方へ
「この数値はすぐ治療が必要?」
「今の薬を続けて大丈夫?」
「病院に行くほどではない気もする…」
そんな時に、
日本人医師が状況を整理し、治療方針の考え方を一緒に確認します。
【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
- 糖尿病・血糖値・検査結果の相談が可能
- 日本での治療歴を踏まえたアドバイス
※「まだ治療が必要か分からない」「経過観察でよいか迷っている」段階でも相談できます
まとめ|タイでの糖尿病治療は「日本と同じ感覚」で進めないことが大切
タイで糖尿病と診断された場合、日本と同じ感覚で治療を続けようとすると、戸惑いや不安を感じやすいのが実情です。
食生活や生活リズムの変化、医療制度や治療方針の違いにより、血糖コントロールが思うようにいかなくなるケースも少なくありません。
- 薬の用量や切り替えが日本より早いことがある
- 数値重視で生活背景への説明が少ない場合がある
- 市販薬やサプリに頼ってしまい、治療が遅れるリスク
自己判断で薬を中断・変更することは、低血糖や高血糖を招く危険があります。
だからこそ、「今の状態を正しく理解すること」が、海外で糖尿病治療を続けるうえで何より重要です。
現地の病院を上手に活用しつつ、
「この治療で本当に大丈夫か」
「今すぐ受診すべきか」
と迷ったときは、日本語で相談できる選択肢を持っておくことで、不安を抱え込まずに治療を続けやすくなります。
タイでの糖尿病治療は、ひとりで判断しない・無理に我慢しないことが、長期的な血糖コントロールと健康維持につながります。

