タイ滞在中に
「急にお腹を壊した」
「下痢や腹痛がなかなか治まらない」
といった症状を経験する日本人は少なくありません。
タイでは以下のような原因で、下痢や食あたりが起こりやすい環境にあります。
- 屋台やローカルレストランの食事
- 水質
- 暑さによる体調変化など
多くの場合は軽症で自然に回復しますが、以下のようなケースでは、自己判断に迷いやすくなります。
「下痢が長引く」
「発熱や嘔吐を伴う」
「脱水が心配」
このような症状が続く場合に、タイでは市販薬が手に入りやすい一方で、どの薬を使うべきか、病院に行くべきかの判断が難しいのも現実です。
こうしたとき、日本語で医師に相談し、「様子見でよいのか」「医療対応が必要か」を整理する選択肢として、御用聞きドクターがあります。
※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

おうえケアとわクリニック 麻植 医師
タイでの下痢は「よくある症状」と軽く考えすぎないことが大切です。
食あたりによる軽い下痢であれば自然に回復することも多いですが、薬の使い方を誤ると長期化したりします。症状の経過や重さを整理し、必要に応じて日本語で医師に相談することが安全につながります。
下痢や腹痛で、どう対処すべきか迷ったときに
「この下痢は様子見で大丈夫?」
「下痢止め薬を使ってもいい?」
御用聞きドクターでは、
日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、
現地での様子見の目安や医療機関を受診すべきかの判断整理を行います。

【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
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日本語で相談OK
下痢・腹痛の原因や重症度を整理できる
※「病院に行くほどか迷う」段階でも相談できます
タイで下痢・食あたりが起こる主な原因
タイ滞在中の下痢や腹痛は、「特別な病気ではなく「環境の違い」によるものが多い」のが特徴です。
食事・水・気候・体調変化が重なり、日本にいるときよりも胃腸に負担がかかりやすくなります。
原因を知ることで「様子見でよい下痢」と「注意が必要な下痢」を見分けやすくなります。
タイ 食あたり・食中毒
加熱不足の料理や保存状態の違いは、日本人にとって下痢の原因になりやすいポイントです。
| 原因 |
具体例 |
下痢リスク |
| 加熱不足の料理 |
半生肉・魚介、生野菜 |
高め |
| 常温放置の惣菜 |
作り置き・屋台のおかず |
高め |
| 腸内環境の違い |
日本人が慣れていない細菌 |
体調次第 |
加熱不足の料理
タイ料理には、生野菜や半生の肉・魚介類を使う料理もあります。加熱が不十分な料理では、「日本人の腸内環境に慣れていない細菌」が原因で下痢を起こすことがあります。
-
注意すべき料理例
-
体調が万全でないときほど影響を受けやすい。
屋台の食品
屋台はタイの食文化の魅力ですが、調理環境や保存状態はお店ごとに差があります。
「安くて美味しい=必ず安全」とは限らないという点は、日本人旅行者・在住者ともに注意が必要です。
水や氷による影響
タイでは、水道水は飲料用として推奨されていません。
| 項目 |
注意点 |
| 水道水 |
飲用は下痢の原因になりやすい |
| 氷 |
水質が不明な場合がある |
| 薄めた飲み物 |
調理水が原因になることも |
タイ 水 下痢
タイの水道水について
タイでは、水道水は飲料用としては推奨されていません。
歯磨きやシャワーでは問題ありませんが、「飲用は下痢の原因」になることがあります。
ミネラルウォーター以外の水に注意
注意したいのは、以下のような水の使用です。
-
レストランで出される氷
-
洗浄が不十分な食器
-
水で薄めた飲み物
「水そのものを飲んでいないから安心」とは言い切れません。氷や調理過程で使われた水が原因になるケースもあります。
環境・体調変化
タイ特有の暑さや生活リズムの変化も、下痢の大きな要因になります。
| 要因 |
体への影響 |
| 暑さ・湿度 |
脱水・胃腸機能低下 |
| 移動続き |
自律神経の乱れ |
| 睡眠不足・食生活変化 |
普段は平気な食事でも下痢 |
暑さ・疲労
タイの強い暑さや湿度は、想像以上に体力を消耗します。
知らないうちに脱水気味になり、胃腸の働きが落ちていることも珍しくありません。
暑さと湿度が体力を消耗
胃腸が弱っている状態
以下の要因が重なると、「普段なら問題にならない食事でも下痢を起こす」ことがあります。
これらの要因が重なることで、普段なら問題ない食事でも下痢を引き起こしやすくなります。
下痢の原因が一つとは限らない
「原因が一つとは限らない」ことが、タイでの下痢の特徴です。
タイでの下痢は、「軽い体調不良で自然に治まるケースから、医療対応を考えたほうがよいケースまで幅があります。」
大切なのは「症状の強さ」と「経過」を冷静に見ることです。
症状別に整理すると、「様子見でよい下痢」と「注意が必要な下痢」を判断しやすくなります。
軽い下痢・腹痛
| 症状 |
対処法 |
| 軽い腹痛、水様便 |
水分補給をしながら様子を見る |
| 発熱や嘔吐がない |
特別な医療対応は不要 |
タイ 下痢 腹痛
・軽い腹痛
・水様便が数回出る
・発熱や嘔吐はない
このような場合、「一時的な食あたりや環境変化による下痢」であることが多く、水分補給をしながら様子を見ることで改善するケースが少なくありません。
タイ お腹 壊す程度で済むことも多い
実際、
- 1日〜2日で自然に治った」
- 「お腹を壊した程度で済んだ」
という日本人も多く、「必ずしもすぐに医療機関が必要になるわけではありません。」
ただし、 脱水を防ぐことが最優先であり、水分・電解質の補給は意識する必要があります。
この段階では、通常はすぐに医療機関に行く必要はありませんが、注意が必要なのは「脱水を防ぐこと」です。
水分と電解質の補給をしっかり行いながら、症状が改善されるのを待ちましょう。
注意が必要な症状
| 症状 |
対応方法 |
| 発熱38℃前後 |
感染性胃腸炎の可能性があるため医師に相談 |
| 嘔吐を伴う下痢 |
脱水予防のため、医師による診断を受ける |
| 3日以上続く下痢 |
原因を特定するために医師の診断を受ける |
タイ 下痢 続く(数日以上)
下痢が次のような場合は、「一時的な食あたり以外の原因」も考える必要があります。
特に以下の症状が伴う場合は、「様子見でよい段階」を超えている可能性があります。
受診判断の目安
症状の強さや続いている期間が、受診の判断基準となります。
タイ 下痢止め・胃腸薬の選び方
タイでは、「病院に行かなくてもコンビニや薬局で下痢止めや胃腸薬を購入できる」ため、自己判断で薬を使うケースが多くなりがちです。
一方で、「症状や原因に合わない薬を選ぶと、回復を遅らせることもあります。」
「下痢を止めるべきか」「出し切ったほうがよいか」を考えることが、薬選びの重要な判断軸です。
コンビニ・薬局で買える下痢止め
タイのコンビニや薬局では、「下痢止め(止瀉薬)が比較的簡単に手に入ります。」
以下に使用するタイミングと注意点を説明します。
| 使用タイミング |
使用可能な薬 |
注意点 |
| 軽い下痢(発熱や嘔吐なし) |
市販の止瀉薬 |
一時的な使用に限り、過剰使用は避ける |
| 下痢が続く |
強めの止瀉薬 |
急な便秘やお腹の張りに注意 |
軽い症状には適した薬を使うことができますが、強い薬の使用には注意が必要です。
薬を使う前に、症状の強さを見極め、必要に応じて医師に相談することをおすすめします。
CA-R-BON(カーボン)― コンビニで買える定番薬

タイで下痢になったら、まず試してほしいのがこのCA-R-BON。
セブンイレブンで24時間いつでも購入できる、タイ人も愛用する定番の下痢止めです。
💊 主成分:活性炭 260mg
💰 価格:約25バーツ(約110円)
📍 購入場所:セブンイレブン、薬局
【用法・用量】
1日3〜4回、1回3〜4カプセルを服用。他の薬と併用する場合は2時間空けてください。
【効果のしくみ】
活性炭が腸内の毒素やバクテリアを吸着し、便と一緒に体外へ排出します。
⚠️ 注意:服用後、便が黒くなることがありますが、これは活性炭の影響なので心配いりません。
Ultracarbon X(ウルトラカーボン・エックス)― 薬局で買える強力版

CA-R-BONよりさらに効果を求める方には、薬局で購入できるUltracarbon Xがおすすめです。
💊 効能:下痢の症状改善
💰 価格:約60バーツ
📍 購入場所:薬局(ブレズ薬局、Boots、Watsonなど)
【用法・用量】
1日3回、1回2〜3錠を食前に服用。他の薬と併用する場合は2時間空けてください。
イモディウム / ロペラミド(Imodium / Loperamide)― 世界標準の即効薬

東南アジア旅行者の間で最も有名な下痢止めがイモディウムです。アメリカやイギリスでも広く使われている世界標準の薬で、即効性が高いのが特徴。
💊 主成分:ロペラミド
💰 価格:約40〜80バーツ
📍 購入場所:薬局
【こんな時におすすめ】
- 帰国便のフライト前など、トイレにこもれない緊急時
- 観光中にすぐ下痢を止めたい時
- 強力な効果を求める時
⚠️ 注意:細菌感染の可能性がある場合(発熱・血便を伴う場合)は使用を控え、医療機関を受診してください。
ORS(経口補水液)― 脱水対策の必需品

下痢止めと一緒に必ず用意してほしいのがORS(経口補水液)。「飲む点滴」とも呼ばれ、下痢で失った水分とミネラルを効率よく補給できます。
💊 効能:脱水症状の予防・改善
💰 価格:5個セットで約20バーツ(約70円)
📍 購入場所:薬局(「オーアールエス」と言えばOK)
【使い方】
粉末を水に溶かして飲むだけ。フルーツ味で飲みやすく、常夏のタイでは普段の水分補給にもおすすめです。
タイの薬局で使えるフレーズ
いざという時のために、覚えておくと便利なフレーズをご紹介します。
| 日本語 |
英語 |
タイ語 |
| ひどい下痢です |
I have terrible diarrhea |
ท้องเสีย(トーンシア) |
| 腹痛 |
I have stomach ache |
ปวดท้อง(プワットーン) |
| 下痢止めをください |
Diarrhea medicine, please |
ยาท้องเสีย(ヤートーンシア) |
日本の薬は使える?
日本から持参した薬の使用目的や注意点を説明します。
| 薬名 |
使用目的 |
注意点 |
| 正露丸 |
軽い食あたりや腹痛の緩和 |
感染性下痢には効果が薄い |
| ビオフェルミン |
腸内環境を整える |
即効性はない |
| 整腸剤 |
腸内フローラの改善 |
即効性がなく、個人差がある |
日本から持参した薬の代表的なもの
〇日本から持参した「正露丸」を使う方も多いですが、軽い食あたりや腹痛には合うことがあります。
ただし、「すべての下痢に効くわけではありません」、感染性の下痢では、効果を感じにくいこともあります。
〇「ビオフェルミン」などの整腸剤は、腸内環境を整える目的で使われます。
下痢を無理に止める薬ではないため、回復をサポートする位置づけとして考えるとよいでしょう。
〇整腸剤は比較的安全性が高い一方、即効性を期待する薬ではありません。
※効果や効き方には「個人差」があり、「飲めば必ず治る」と考えず、症状の変化を観察することが大切です。
タイ 胃腸薬の注意点
症状を止めるだけで原因を治さない場合も
下痢止めや胃腸薬は、「症状を和らげることが目的」であり、原因そのもの(感染や炎症)を治す薬ではない場合があります。
下痢を無理に止めることで、回復が遅れるケースもあります。
このような場合は、「薬を続けるかどうかを一度整理すること」が大切です。
「薬を使うか・やめるか」で迷った時点が、医師判断を入れる一つの目安になります。
下痢止めを使わないほうがよいケース
下痢はつらい症状ですが、「すべての下痢に下痢止めを使うのが正解とは限りません。」
原因によっては、体が「不要なものを外に出そうとしている反応」である場合もあります。
「止めたほうが楽」か「出したほうが回復につながる」かを見極めることが重要です。
以下のような場合は使わない方がよいです。
※ 症状が重い場合(高熱・血便・3日以上続く下痢)は、必ず医療機関を受診してください。
注意が必要な感染症・病気
タイで起こる下痢の多くは一時的な体調不良で済みますが、 中には医療対応を考えたほうがよい感染症が隠れていることもあります。
| 病名 |
症状 |
注意点 |
| 感染性胃腸炎 |
|
下痢が2〜3日以上続く場合は自己判断で様子見せず医師に相談 |
タイ 胃腸炎
・ウイルス・細菌性
タイでは、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎下痢の原因になることがあります。
食あたりと症状が似ているため、最初は見分けがつきにくいことも少なくありません。
といった形で始まることがあり、その後、数日続くことがあり、感染性胃腸炎の場合、 下痢が2〜3日以上続き、自然に回復するケースもありますが、症状が強い・長引く場合は自己判断で様子見を続けないほうが安心です。
寄生虫・重い感染症(稀)
| 病名 |
症状 |
対処 |
| 寄生虫感染 |
|
- 生水や不衛生な食事を避ける
- 長期間の下痢は医師に相談
|
| 腸チフス |
|
- 下痢と発熱が数日以上続く場合は医師に相談
- 速やかに診断を受ける
|
| コレラ |
|
- 速やかな医療対応が必要
- 脱水症状が進行しないうちに受診
|
寄生虫感染、腸チフス、コレラなどの感染症は、発熱や下痢が長引く場合や激しい症状が現れる場合は、速やかに医師に相談することが重要です。
特に、脱水症状や強い症状が現れる場合は、早期に適切な医療を受けるようにしましょう。
※「旅行者・在住日本人では稀ですが」、 下痢+発熱が続く場合は、「よくある食あたり」と決めつけず、一度医師判断を入れることが安心につながります。
タイ 下痢の予防ポイント
タイでの下痢は、「少し意識するだけで予防できるケースも多い」のが特徴です。
すべてを避ける必要はありませんが、「日本と同じ感覚で行動しないこと」が大切になります。
| 予防方法 |
具体的な行動 |
注意点 |
| 生水・氷を避ける |
- ミネラルウォーターを選ぶ
- 氷入りの飲み物は信頼できる店に限定する
|
生水や氷は下痢の原因になりやすい |
| 屋台の衛生状態を確認 |
- 食材が常温で放置されていないか
- 調理がその場で行われているか
|
「人が多く回転の早い屋台」は比較的リスクが低い |
| 手洗い・アルコール消毒 |
|
屋外での食事や移動が多い日には特に意識して行う |
| 胃腸が弱っているときは無理をしない |
|
疲労や寝不足が続いているときは胃腸の防御力が落ちている |
「完璧を目指す」よりも、「リスクを下げる行動」を意識することが予防のポイントです。
下痢や腹痛に迷ったら御用聞きドクターで日本語相談

タイでは、
- 「この下痢は様子見でいいのか」
- 「下痢止めや胃腸薬を使ってよいのか」
- 「病院に行くほどの症状なのか」
といった判断に迷う場面が多くあり、医療費や言語の問題もあり、念のため受診することが簡単ではないのが実情です。
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、
- 下痢止め・整腸剤で様子見できるか
- いまは薬を使わないほうがよいか
- 現地の医療機関を検討すべきか
「受診するかどうかを決める前段階の相談先」として活用できるため、不要な受診や、無理な自己判断を避けることにつながります。
「この程度で相談していいのかな」と迷う段階こそ、日本語で一度状況を整理することが安心につながります。
下痢や腹痛で、どう対処すべきか迷ったときに
「この下痢は様子見で大丈夫?」
「下痢止め薬を使ってもいい?」
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、現地での様子見の目安や医療機関を受診すべきかの判断整理を行います。

【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
- 下痢・腹痛の原因や重症度を整理できる
- 現地受診が必要かの判断をサポート
日本語で相談OK
下痢・腹痛の原因や重症度を整理できる
※「病院に行くほどか迷う」段階でも相談できます
まとめ|タイの下痢は「止める前の判断」が重要
タイでは、食あたりや水が原因となる下痢が多く見られ、多くは軽症で自然に改善しますが、日本と環境が異なるため、体調や状況によっては注意が必要です。
下痢止めは便利な薬ですが、 「とりあえず止める」よりも「使うべきかを考える」ことが重要になり、症状や原因に合わない使い方をすると、回復を遅らせてしまうこともあります。
特に、 発熱・嘔吐を伴う場合や、数日以上続く下痢は、様子見を続けず、医師判断を入れる目安になります。
「この判断で合っているか」と迷った時点が、相談するタイミングです。
タイ滞在中も、下痢を軽く見ず、正しく対処することが、「安心して過ごすための大切なポイント」になります。
日本語で医師に相談できる選択肢を知っておくことで、余計な不安を抱えずに行動できます。