タイ滞在中に「喉や歯が腫れてきた」「日本では抗生物質を出された症状だけど、今回はどうすればいい?」と悩む日本人は少なくありません。
タイでは、日本と比べて抗生物質が身近に感じられる場面があり、薬局で相談のうえ購入できるケースもあります。
一方で、自己判断で抗生物質を使うリスクが大きいのも実情です。
「薬局で買っても大丈夫?」「そもそも抗生物質が必要な症状なの?」「日本で使っていた薬と同じ考え方でいい?」
こうした判断を、タイでは自分で迫られる場面が多いため、迷ってしまう方も多いでしょう。
判断に迷ったとき、受診前・薬を使う前に日本語で医師と状況整理ができる相談先として御用聞きドクターという選択肢があります。
この記事では、タイで抗生物質を購入・使用する際に知っておきたい考え方や注意点を、日本人向けに整理して解説します。
※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

おうえケアとわクリニック 麻植 医師
タイでは、抗生物質を「自己判断で使える」場面があるため注意が必要です。
喉の痛みや腫れなど、抗生物質が必要そうに見える症状でも、実際にはウイルス感染で効果がないケースも少なくありません。
一方で、細菌感染の場合は適切な抗生物質を、決められた期間きちんと使うことが重要です。
判断に迷う段階で、日本語で医師に相談し整理することが安心につながります。
抗生物質を使う前に、日本語で相談したい方へ
「この症状で抗生物質は必要?」 「薬局で買って使っても大丈夫?」 御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、抗生物質が本当に必要かどうかを整理できます。
必要に応じて、日本で一般的に使われている処方薬を発送することも可能です。
【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
- 抗生物質が必要かどうかを整理できる
- 日本の抗生物質を処方
※「抗生物質を使うべきか迷う」段階でも相談できます
目次
タイでの抗生物質の扱い方の基本
タイでは、抗生物質の扱われ方が日本と大きく異なります。
日本と同じ感覚で考えてしまうと、判断に迷ったり、思わぬリスクにつながることがあります。
ここでは、まず日本との違いと、抗生物質の基本的な考え方を整理します。
日本との大きな違い
日本では、抗生物質は原則として医師の診察を受け、処方されてから使う薬です。
症状や検査結果をもとに、必要性や種類、服用期間が判断されます。
一方、タイでは、薬局で症状を説明し、薬剤師の判断で抗生物質を購入できる場合があります。
そのため、日本人にとっては「思ったより簡単に手に入る」と感じる場面も少なくありません。
ただし、これは「安全に自己判断してよい」という意味ではなく、判断を自分で委ねられる場面が多いという違いでもあります。
抗生物質は「万能薬」ではない
抗生物質は、細菌感染に対してのみ効果がある薬です。
風邪や多くの喉の痛み、インフルエンザなど、ウイルスが原因の症状には効果がありません。
「腫れている」「痛みが強い」といった理由だけで使ってしまうと、症状が改善しないだけでなく、下痢や腹痛などの副作用が出ることもあります。
さらに、不要な抗生物質の使用は、薬が効きにくくなる「薬剤耐性」の原因になる
という問題もあります。
👉 抗生物質は「とりあえず使う薬」ではないという点を、まず押さえておくことが大切です。
タイの抗生物質はどこで買える?
タイでは、日本と比べて抗生物質を入手できる場所が分かりにくく、「どこまでが市販で、どこからが医師の判断なのか」で迷う日本人が少なくありません。
ここでは、薬局・コンビニそれぞれの実情と、「市販」という言葉の考え方を整理します。
タイでは薬局で抗生物質を買える場合がある
タイでは、一部の抗生物質について、薬剤師に症状を説明したうえで販売されるケースがあります。
薬局では、「どんな症状か」「いつから続いているか」などを聞かれ、薬剤師の判断で薬が出される流れになることもあります。
ただし、医師の診断を受けたわけではない点には注意が必要です。
症状の原因が細菌感染でない場合、抗生物質を使っても改善しないことがあります。
タイのコンビニでは抗生物質は購入できない
タイのコンビニでは、抗生物質は原則として購入できません。
購入できるのは、解熱鎮痛薬や風邪薬などの一般的な市販薬が中心です。
「コンビニで買えない=特別な薬」という位置づけは、日本と同じ感覚で考えてよい部分でもあります。
タイでは「市販=安全」とは限らない
タイでは抗生物質を薬局で購入できる場合があるため、「市販されている=安全」と感じてしまうことがあります。
しかし、市販されていることと、自己判断で使ってよいことは別です。
医師の診断を受けずに使う場合、
- 症状に合っていない
- 薬の種類や期間が不適切
といったリスクが残ります。
よく名前を聞く抗生物質の例と注意点
タイでは、日本人でも耳にしたことのある抗生物質名を、薬局などで見かけることがあります。
しかし、名前を知っていることと、安全に使えることは別です。
ここでは、特に質問が多い抗生物質の例と、使用時の注意点を整理します。
クラビット(レボフロキサシン)
クラビット(レボフロキサシン)は、幅広い細菌に効果がある強い抗生物質として知られています。
その分、副作用が出る可能性や、不適切な使用による薬剤耐性のリスクもあります。
症状に合っていない場合や、本来必要のない場面で使うと、効果がないだけでなく、体への負担になることもあります。
👉 自己判断での使用は特に注意が必要な薬です。
ジスロマック(アジスロマイシン)
ジスロマック(アジスロマイシン)は、呼吸器感染症や一部の性感染症などで使われることのある抗生物質です。
服用回数が少なく済むことから、「使いやすい薬」という印象を持たれがちですが、服用方法や期間を誤ると効果が十分に出ないことがあります。
途中でやめてしまったり、症状に合っていない場合には、治りきらない原因になることもあります。
名前を知っていても、「使ってよい薬」とは限りません。
抗生物質は、症状・原因・服用期間まで含めて判断して初めて意味を持つ薬です。
「以前使ったことがある」「日本で聞いたことがある」という理由だけでの使用は避けることが大切です。
タイで抗生物質を購入・使用する際の注意点
タイでは、抗生物質を比較的手に入れやすい環境があるため、つい「以前効いたから」「とりあえず使ってみよう」と考えてしまうことがあります。
しかし、抗生物質は使い方を誤ると、効果が出ないだけでなく、体に負担をかけることがあります。
ここでは、特に日本人が見落としやすい注意点を整理します。
● 症状に合っていない可能性
抗生物質は、細菌感染に対してのみ効果があります。
喉の痛みや発熱があっても、原因がウイルスの場合は効果がありません。
症状だけで判断すると、不要な抗生物質を使ってしまうことがあります。
● 途中で服用をやめるリスク
症状が軽くなると、途中で服用をやめてしまうケースがあります。
決められた期間を飲み切らないと、菌が完全に消えないことがあります。
再発や治りにくさにつながることもあります。
● 下痢・腹痛などの副作用
抗生物質は、腸内環境に影響を与えることがあります。
下痢や腹痛、吐き気などの副作用が出る場合があります。
体質や薬の種類によっては、症状が強く出ることもあります。
● 薬剤耐性の問題
不要な抗生物質の使用や、不適切な使い方を続けると、薬が効きにくくなる「薬剤耐性」が生じることがあります。
これは将来、本当に必要な場面で治療が難しくなる原因にもなります。
抗生物質は「買えるかどうか」より「正しく使えるか」が重要です。
抗生物質を使わないほうがよいケース
タイでは抗生物質が身近に感じられる場面があるため、
「念のため使ったほうがいいのでは」と考えてしまうことがあります。
しかし、症状によっては抗生物質を使わないほうがよいケースも少なくありません。
ここでは、抗生物質を使わずに様子を見る判断がしやすい例を整理します。
● 風邪・インフルエンザ
風邪やインフルエンザの多くは、ウイルスが原因です。
抗生物質は細菌にしか効果がないため、これらの症状には基本的に効果がありません。
使っても症状が早く治ることは期待できません。
● 軽い喉の痛み
喉の違和感や軽い痛みは、乾燥やウイルス感染による一時的な炎症であることも多い症状です。
数日で改善するケースも多く、抗生物質が必要とは限りません。
● 数日で改善傾向がある症状
発熱や痛みがあっても、日ごとに症状が軽くなっている場合は、自然に回復している可能性があります。
このような状態で抗生物質を使うと、必要のない薬を使うことになります。
「とりあえず抗生物質」を選ばず、様子を見る判断も大切です。
抗生物質が本当に必要か迷ったら御用聞きドクターで日本語相談
タイでは、「この症状で抗生物質が必要なのか。」「薬局で買って使ってよいレベルなのか。」を、自分で判断しなければならない場面が少なくありません。
特に、
- 症状が軽いのか重いのか判断がつかない場合
- 数日様子を見るべきか迷う場合
- 抗生物質を使わずに治る可能性があるのか不安な場合
こうした状況では、自己判断だけで進めてしまうと、不要な抗生物質使用や、逆に治療の遅れにつながることもあります。
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、
- 抗生物質が本当に必要かどうか
- 他の対処法で様子を見るべきか
- 受診が必要な状態かどうか
といった判断材料を整理できます。
必要に応じて、日本で一般的に使われている処方薬を発送することも可能です。
いきなり薬局や病院に行く前に、不必要な抗生物質使用を避けるための「判断に迷う段階での相談先」として活用できます。
※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

おうえケアとわクリニック 麻植 医師
タイでは、抗生物質を「自己判断で使える」場面があるため注意が必要です。
喉の痛みや腫れなど、抗生物質が必要そうに見える症状でも、実際にはウイルス感染で効果がないケースも少なくありません。
一方で、細菌感染の場合は適切な抗生物質を、決められた期間きちんと使うことが重要です。
判断に迷う段階で、日本語で医師に相談し整理することが安心につながります。
抗生物質を使う前に、日本語で相談したい方へ
「この症状で抗生物質は必要?」 「薬局で買って使っても大丈夫?」 御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で症状や経過を確認し、抗生物質が本当に必要かどうかを整理できます。
必要に応じて、日本で一般的に使われている処方薬を発送することも可能です。
【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で対応
- 抗生物質が必要かどうかを整理できる
- 日本の抗生物質を処方
※「抗生物質を使うべきか迷う」段階でも相談できます
まとめ|タイの抗生物質は「必要性の見極め」が重要
タイでは、薬局で抗生物質が手に入る場合があります。
一方で、コンビニでは基本的に抗生物質は購入できません。
クラビットやジスロマックなど、日本人にもなじみのある抗生物質は、効果が強い反面、
副作用や薬剤耐性のリスクを伴う薬です。
そのため、「以前効いたから」「念のため」といった理由での自己判断使用は避けることが大切です。
抗生物質は「使えるかどうか」ではなく、「本当に必要かどうか」で考えることが重要。
判断に迷ったときは、日本語で医師に相談し、症状や経過を整理することで、不必要な抗生物質使用や治療の遅れを防ぐことにつながります。
タイ滞在中も、抗生物質を「なんとなく」使わない判断が、安心して生活するための一つのポイントになります。

