オーストラリアに住んでいると、こんな悩みを感じたことはありませんか?
「日本で飲んでいたサプリメントが手に入らない…」
「Chemist Warehouseに行ったけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「日本のサプリと何が違うの?粒が大きすぎて飲めない…」
オーストラリアは、世界的にもサプリメントの品質基準が厳しく、日本では「食品」扱いのサプリメントが、オーストラリアでは「医薬品」として規制されています。
そのため、品質面では安心できる一方、日本とは制度・購入方法・成分が異なるため、正しい知識がないと選び方を間違えてしまうこともあります。
この記事では、オーストラリアのサプリメント事情を、現地で購入できるブランド・製品名・価格帯まで具体的に紹介します。
日本のサプリの持ち込みルールや、日本で処方されていた医療用ビタミン剤を海外でも続ける方法についても解説します。
目次
オーストラリアのサプリメント事情|日本との違いは?
オーストラリアでサプリメントを購入するにあたり、まず知っておくべきなのは日本とは制度が根本的に違うという点です。
この違いを理解しておくと、安心して現地のサプリメントを選べるようになります。
オーストラリアではサプリメントは「医薬品」扱い|TGA規制の基本
日本ではサプリメントは「健康食品」に分類され、食品衛生法の範囲で管理されています。
一方、オーストラリアではサプリメントは「Complementary Medicines(補完医薬品)」として、医薬品と同等の規制を受けます。
管理しているのはTGA(Therapeutic Goods Administration=治療製品管理局)という政府機関で、日本の厚生労働省にあたる存在です。
オーストラリアで合法的に販売されるサプリメントには、パッケージに「AUST L」(Listed=低リスク)または「AUST R」(Registered=高リスク)という番号が記載されています。
購入時にこの番号が記載されているか確認することで、TGAに登録された正規品であることがわかります。
AUST L番号がないサプリメントはオーストラリアでは未認可品です。
ネットで購入する際は特に注意しましょう。
オーストラリアでサプリメントを買える場所と価格帯
オーストラリアでサプリメントを購入できる主な場所と、それぞれの特徴を紹介します。
Chemist Warehouse(ケミストウェアハウス)がコスパ最強

Chemist Warehouseはオーストラリア最大の薬局チェーンで、サプリメントの品揃え・価格ともに圧倒的です。
常時セールを実施しており、定価の30〜50%引きで購入できることが多いため、まず最初にチェックすべきお店です。
全国に500店舗以上あり、オンラインショッピングにも対応しています(www.chemistwarehouse.com.au)。
Priceline Pharmacy・薬局チェーン

Priceline PharmacyはChemist Warehouseに次ぐ大手薬局チェーンで、特に女性向けの美容・ヘルスケア製品が充実しています。
会員カード(Sister Club)でポイントも貯まります。
そのほか、Terry White Chemmart、Blooms The Chemistなどの薬局チェーンでも購入可能です。
スーパーマーケット(Woolworths・Coles)


WoolworthsやColesのヘルスケアコーナーにも基本的なサプリメントが並んでいます。
ビタミンCやマルチビタミンなどの定番品であればスーパーでも十分対応できますが、品揃えは薬局に比べて限定的です。
オンライン購入(iHerb・各ブランド公式サイト)
iHerbでは一部のオーストラリアブランドも取り扱っていますが、オーストラリア国内への配送を考えると、Chemist Warehouseのオンラインストアや各ブランドの公式サイトのほうがコスパが良いケースが多いです。
日本のサプリメントをオーストラリアに持ち込む際の注意点
日本で愛用していたサプリメントをオーストラリアに持ち込みたい方も多いでしょう。
持ち込みは可能ですが、いくつかの重要なルールがあります。
入国時の申告ルール|必ず「Yes」にチェック
オーストラリアの入国カードには「医薬品を持ち込みますか?(Are you bringing into Australia: Medicines, steroids, narcotics or performance enhancing drugs?)」という質問があります。
サプリメント(dietary supplements, vitamins, herbal medicines)を持ち込む場合、必ず「Yes」にチェックしてください。
申告せずに持ち込みが見つかった場合、罰金の対象となる可能性があります。
持ち込み可能な量は最大3か月分
個人使用目的のサプリメント・医薬品は最大3か月分まで持ち込みが可能です。
3か月分を超える量を持ち込む場合は、TGAのDrug Control Section(DCS@tga.gov.au)に事前申請が必要です。
また、以下のポイントを守ると入国時にスムーズです。
・元の包装のまま持ち込む(ラベルを剥がさない)
・手荷物に入れる(預け荷物ではなく手荷物で持参)
・英語の成分リストを準備する(パッケージ裏面の成分表を英訳したメモなど)
持ち込みに注意が必要な成分(DHEA・ステロイドなど)
以下の成分を含むサプリメントは、事前の持ち込み許可が必要です。
・DHEA(デヒドロエピアンドロステロン):日本ではアンチエイジング目的のサプリで市販されていますが、オーストラリアではアナボリックステロイドに分類されます
・テストステロンなどのアンドロジェニック作用の物質
・ホルモン・ペプチド成分を含むサプリメント
・人・動物由来成分を含む注射剤
事前許可はTGAのDrug Control Section(DCS@health.gov.au)に直接連絡して手続きを行います。
動物由来成分(プラセンタ・コラーゲン)は検疫対象
日本で人気の豚プラセンタや魚由来コラーゲンのサプリメントは、動物由来成分としてオーストラリアの検疫対象になります。
没収のリスクがゼロではないため、以下の対策をとりましょう。
・未開封の状態で持ち込む(開封済みは没収リスクが上がる)
・成分名を英語で明記したラベルを貼る
・入国カードで必ず申告する
オーストラリアで日本語対応のクリニック5選
サプリメントだけでは対処できない症状や、処方薬が必要な場合は、現地のGP(一般開業医)を受診しましょう。ここではオーストラリア主要都市の日本語対応クリニックを紹介します。
シドニー|日本語医療サービス タウンホールクリニック(Town Hall Clinic)

| クリニック名 | 日本語医療サービス タウンホールクリニック Japanese Medical Service Town Hall Clinic |
|---|---|
| 住所 | Level 4, 50 York St, Sydney NSW 2000 |
| 診療時間 | 月〜金 9:00~18:00 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
| 対応診療科 | 一般内科、皮膚科、婦人科、小児科、心理カウンセリング、理学療法 |
| ポイント | 日本人通訳が常勤。25年以上の実績。海外旅行保険キャッシュレス対応。タウンホール駅から徒歩5分。 |
| 公式サイト | https://www.townhallclinic.com.au/ |
シドニーで最も知名度の高い日本語対応クリニックです。経験豊富な日本人通訳が常勤しており、予約から診察、専門医への紹介まで全て日本語で対応してもらえます。年中無休で夜19時まで診療しているため、仕事帰りにも受診しやすいのが特徴です。
メルボルン|パラマウントクリニック(Paramount Clinic)

| クリニック名 | パラマウントクリニック Paramount Clinic |
|---|---|
| 住所 | Suite 4-5, The Paramount Centre, 108 Bourke Street, Melbourne VIC 3000 |
| 診療時間 | 月〜金 9:00〜18:00(土曜は予約制) ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
| 対応診療科 | 一般内科、健康診断、予防接種、レントゲン、血液検査、理学療法 |
| ポイント | 日本人スタッフ常駐。クリニック内にレントゲン・血液検査施設あり。日本語フリーダイヤルあり。海外旅行保険キャッシュレス対応。 |
| 公式サイト | http://www.paramountclinic.com.au/ |
メルボルン市内中心部にあるクリニックで、受付スタッフが日本人のため予約から会計まですべて日本語で対応してもらえます。クリニック内にレントゲン・血液検査の施設が併設されているため、検査のために別の施設に移動する必要がないのが便利です。
メルボルン|コリンズストリートメディカルセンター(Collins St Medical Centre)

| クリニック名 | コリンズストリートメディカルセンター Collins St Medical Centre |
|---|---|
| 住所 | 7/267 Collins St, Melbourne VIC 3000 |
| 診療時間 | 月〜木 8:00〜16:30 / 金 8:00〜16:00 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
| 対応診療科 | 一般内科、健康診断、予防接種 |
| ポイント | 日本人医師(富田愛子先生)が在籍。日本語直通電話あり。日本語で直接診察を受けられる。 |
| 公式サイト | https://collinsstmedicalcentre.com.au/ |
通訳を介さず日本人医師から直接日本語で診察を受けられるクリニックです。富田愛子先生はスケジュールが変動するため、事前にホームページで出勤日を確認してから予約しましょう。
ブリスベン|さくらファミリークリニック(Sakura Family Clinic)

| クリニック名 | さくらファミリークリニック Sakura Family Clinic |
|---|---|
| 住所 | Level 11, 116 Adelaide Street, Brisbane QLD 4000 |
| 診療時間 | 月~金 7:00~18:00/土 9:00~12:00 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
| 対応診療科 | 一般内科、皮膚科、婦人科、小児科、心療内科、予防接種、健康診断 |
| ポイント | 日本人医師(吉田まゆみ先生)在籍。受付スタッフも全員日本人。LINEでの予約・相談に対応。オンライン診療でオーストラリア全土をカバー。AGPAL認定クリニック。 |
| 公式サイト | https://sakuraclinic.com.au/ |
ブリスベンの日本人コミュニティで最も信頼されているクリニックの一つです。日本人医師が在籍し、予約から診察・検査・処方まですべて日本語で完結します。LINEでの予約にも対応しており、オンライン診療ではオーストラリア国内の他州からも受診可能です。
ゴールドコースト|ゴールドコーストさくらクリニック(Gold Coast Sakura Clinic)

| クリニック名 | ゴールドコーストさくらクリニック Gold Coast Sakura Clinic |
|---|---|
| 住所 | Level 1 / 62 Davenport Street, Southport QLD 4215 |
| 診療時間 | 月~金 9:00~17:00 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
| 対応診療科 | 一般内科、外科、婦人科、小児科、皮膚科、精神科 |
| ポイント | 日本人看護師が常勤で医療通訳対応。海外旅行保険キャッシュレス対応。半径10km圏内の無料送迎サービスあり(保険適用患者限定)。2010年開院の実績あるクリニック。 |
| 公式サイト | https://www.goldcoastsakuraclinic.com/ |
2010年の開院以来、ゴールドコースト在住の日本人に支持されているクリニックです。
日本の看護資格を持つ通訳が常勤しており、GPドクターとの意思疎通に不安がありません。
保険適用患者への無料送迎サービスも提供しており、車がない方にもありがたい存在です。
まとめ|オーストラリアのサプリメント選びで失敗しないために
最後に、オーストラリアでサプリメントを選ぶ際のポイントを整理します。
1. AUST L番号を確認する:パッケージに記載がない製品はTGA未認可の可能性があります。
2. 成分量の違いに注意する:オーストラリアのサプリは日本製より1粒あたりの含有量が多いことがほとんど。特に脂溶性ビタミンやミネラルは過剰摂取に注意しましょう。
3. 粒のサイズを事前に確認する:ChewableやMiniタイプを選ぶと飲みやすいです。
4. Chemist Warehouseのセールを活用する:定価の30〜50%引きで購入できるチャンスが頻繁にあります。
5. 日本のサプリメントの持ち込みは入国カードで必ず申告する:最大3か月分まで。DHEAなど事前許可が必要な成分もあります。
日本の処方薬をオーストラリアの自宅へ配送してもらえるため、現地での購入が難しい薬も安心して継続できます。
