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2026/03/17

オーストラリアで目薬を買う方法|ドライアイ・花粉症・結膜炎の市販薬と日本との違いを解説

オーストラリアで目薬を買う方法|ドライアイ・花粉症・結膜炎の市販薬と日本との違いを解説

「オーストラリアに来てから目が乾く…日本の目薬が恋しい」「花粉シーズンで目がかゆいけど、薬局でどれを選べばいいかわからない」「Chemist Warehouseに行ったけど、英語のパッケージだらけで結局買えなかった」——そんな悩みを抱えていませんか?

オーストラリアは日本と比べて空気が非常に乾燥しており、紫外線も強いため、目のトラブルを起こす日本人が多い国です。

一方で、日本のような「清涼感のあるクール系目薬」や「疲れ目対応の多機能タイプ」は現地ではほとんど見かけません。

この記事では、オーストラリアの薬局で実際に買える目薬を症状別(ドライアイ・花粉症・結膜炎・充血)にブランド名・有効成分・価格帯つきで紹介します。

あわせて、処方箋が必要な目薬の入手方法、日本からの持ち込みルール、受診が必要な目安までまとめました。

オーストラリアで目のトラブルが多い理由|乾燥・紫外線・花粉の三重苦

オーストラリアに来てから「やたらと目が乾く」「目が充血しやすくなった」と感じる日本人は少なくありません。それには、日本とは大きく異なる環境的な要因が関係しています。

乾燥した気候がドライアイを引き起こす

オーストラリアの多くの都市は年間を通じて湿度が低く、とくに内陸部や冬場は空気がカラカラに乾きます。

日本の夏場の湿度が70〜80%になるのに対し、シドニーやメルボルンでは40〜50%程度、パースやアデレードではさらに低くなることも珍しくありません。

この乾燥した環境では、目の表面を覆っている涙の膜が蒸発しやすくなり、ドライアイの症状(目のゴロゴロ感、かすみ、疲れ目、充血)が起こりやすくなります。

オフィスや室内ではエアコンによる乾燥も加わるため、コンタクトレンズ使用者はとくに注意が必要です。

日本の約5倍?強烈な紫外線が目を傷つける

オーストラリアはオゾン層が薄く、紫外線量が日本の約3〜5倍ともいわれています。

皮膚だけでなく、目にも紫外線ダメージが蓄積します。

強い紫外線を長期的に浴び続けると、角膜の炎症(光角膜炎)、白内障、翼状片などのリスクが高まります。

日差しの強い日にサングラスなしで外出すると、目の充血や痛み、涙が止まらないといった急性の症状が出ることもあります。

UVカット機能のあるサングラスの着用は、オーストラリア生活の必須アイテムです。

春〜初夏はライグラス花粉で目のかゆみが急増

日本の花粉症はスギ・ヒノキが主な原因ですが、オーストラリアではライグラス(Ryegrass)を中心とした芝花粉が主な原因です。

花粉シーズンは9月〜12月(春〜初夏)にかけてピークを迎えます。

とくにメルボルンやビクトリア州では花粉量が多く、「目のかゆみ」「涙目」「くしゃみ・鼻水」のアレルギー症状に悩む人が増えます。

日本でスギ花粉症がなかった人でも、オーストラリアの花粉に反応するケースは珍しくありません。

オーストラリアで買える市販目薬一覧|ドライアイ・アレルギー・感染症別

オーストラリアの市販目薬は、Chemist WarehousePriceline Pharmacyなどの薬局チェーンで購入できます。

ここでは症状別に、実際に店頭で手に入る代表的な製品を紹介します。

【ドライアイ用】人工涙液・保湿系目薬(Systane / Refresh / Blink)

オーストラリアで最もよく見かけるドライアイ用目薬は、Systane(システイン)シリーズとRefresh(リフレッシュ)シリーズです。

いずれもChemist Warehouseで手軽に購入でき、処方箋は不要です。

オーストラリアで処方箋が必要な目薬とは?

市販で買える目薬だけでは対応できない症状もあります。

ここでは、処方箋(Prescription)が必要な目薬と、その入手方法を説明します。

ステロイド系・抗菌系は処方箋が必要

以下のような目薬は、オーストラリアではSchedule 4(処方箋医薬品)に分類されており、GPまたは眼科医(Ophthalmologist)の処方箋なしには購入できません。

ステロイド点眼薬(Prednisolone、Loteprednolなど)は炎症が強い結膜炎やぶどう膜炎(Uveitis)の治療に使われます。

抗菌点眼薬の中でも、Ciloxan(シプロフロキサシン)やOcuflox(オフロキサシン)などのキノロン系抗菌薬は処方が必要です。

また、抗ウイルス点眼薬のAciclovir(ヘルペス性角膜炎用)も処方箋が必須です。

緑内障の点眼薬はGPまたは眼科医の処方が必須

緑内障の治療に使われる点眼薬(Xalatan、Lumigan、Timolol、Travatan Zなど)は、すべて処方箋が必要です。

オーストラリアでは、Therapeutically Endorsed(治療認定)を受けたオプトメトリスト(検眼士)も緑内障の点眼薬を処方できますが、通常はGPまたは眼科医の処方で入手することになります。

日本で緑内障の点眼薬を使用していた方は、渡豪前に英文の処方箋と診断書を必ず準備しておきましょう。

処方薬をもらうにはGP受診→眼科紹介のステップが必要

オーストラリアの医療システムでは、眼科の専門医にかかるにはまずGP(一般開業医)を受診し、紹介状(Referral)をもらうのが原則です。

GPが「専門医の診察が必要」と判断しない限り、直接眼科を予約しても保険が適用されない場合があります。

なお、検眼(視力検査・コンタクトレンズ処方・眼圧測定など)はオプトメトリスト(Optometrist)にGPの紹介なしで直接予約できます。

Specsavers、OPSM、Oscar Wyleeなどの店舗で受けられます。

目薬を日本から持ち込む際の注意点

「慣れた日本の目薬を持っていきたい」という方は多いでしょう。

基本的にはOKですが、いくつか知っておくべきルールがあります。

3か月分まで持ち込みOK(要申告)

オーストラリアへの入国者には旅行者向けの例外措置(Traveller’s Exemption)が適用され、個人使用の目的で最大3か月分の医薬品を持ち込むことが認められています。

市販の目薬であれば、未開封の状態で数本持ち込むことは問題ありません。

ただし、すべての医薬品は入国時に申告が必要です。

入国カードの該当欄に「はい(Yes)」と記入してください。

持ち込み禁止・要許可の成分に注意

一般的な市販目薬(サンテFX、ロートジーなど)は通常問題ありませんが、ステロイド系の点眼薬を含む一部の処方薬は事前許可が必要な場合があります。

また、医薬品にアナボリック作用のある成分が含まれている場合は、Drug Control Section(DCS@tga.gov.au)への事前申請が必要です。

処方目薬を持ち込む場合は、英文の処方箋薬の成分がわかる書類を持参しておくと安心です。

英文の処方箋を用意しておくと安心

処方目薬(ヒアレイン、ジクアス、ムコスタ、緑内障用点眼薬など)を持ち込む場合、入国審査でスムーズに通過するために英文の処方箋(English Prescription)を準備しておきましょう。

日本のかかりつけ医に依頼すれば発行してもらえます。

処方箋には、薬の一般名(Generic name)、用量、使用頻度、処方医の署名が記載されているのが理想です。

また、3か月分以上を持ち込みたい場合はTherapeutic Goods Administration(TGA)への特例申請が必要になりますが、実際には許可が下りるケースは限定的です。

目の症状別|様子見OK?受診すべき?判断ガイド

「市販目薬で様子を見ていいのか、それとも受診すべきか」——この判断は海外生活では特に迷うポイントです。

以下の表を参考にしてください。

セルフケアで様子見できるケース

以下のような症状は、市販目薬によるセルフケアで2〜3日様子を見ても差し支えないケースです。

乾燥による目の疲れ・ゴロゴロ感(人工涙液で対処)、花粉シーズンの軽い目のかゆみ(抗ヒスタミン目薬で対処)、エアコンやPC作業による一時的なドライアイ、そしてコンタクトレンズの装用による軽い不快感などが該当します。

すぐに医師に相談すべきケース

以下の症状がある場合は、市販目薬での対処をやめ、速やかにGPまたは救急外来を受診してください。

オーストラリアで日本語対応のクリニック4選

目の症状が気になるとき、現地で日本語で相談できるクリニックを知っておくと安心です。

ここではシドニー・メルボルン・ゴールドコーストの主要都市にある日本語対応GPを紹介します。

シドニー|日本語医療サービス タウンホールクリニック(Town Hall Clinic)

クリニック情報
クリニック名 日本語医療サービス タウンホールクリニック
Japanese Medical Service Town Hall Clinic
住所 Suite 45, Level 3, 650 George Street, Sydney NSW 2000
診療時間 月〜金 9:00〜18:00(予約制)
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科(GP)など全科(歯科除く)
ポイント 25年以上の実績。日本人通訳が常勤。海外旅行保険キャッシュレス対応。タウンホール駅から徒歩5分
公式サイト https://www.townhallclinic.com.au/

シドニーCBDの中心部に位置し、25年以上にわたって在豪日本人の医療をサポートしてきた老舗クリニックです。日本人通訳が常勤しているため、予約から診察、薬の説明まですべて日本語で対応してもらえます。目の症状でGPの診察を受けたい場合の第一選択肢として安心です。

シドニー|ワールドシティ日本語医療・歯科センター(WorldCiti Medical / Dental)

クリニック情報
クリニック名 ワールドシティ日本語医療・歯科センター
WorldCiti Medical / Dental
住所 Level 4, 50 York Street, Sydney NSW 2000
診療時間 月〜金 10:00~18:00、土 9:00~16:00
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、歯科、美容医療、東洋医療、心理カウンセリングなど
ポイント 土日祝も診療。GP・歯科・美容医療が一か所で受けられる。日本人医師・スタッフ在籍。海外旅行保険キャッシュレス対応
公式サイト https://www.worldcitimedical.com.au/

土日祝日も夜まで診療しているため、平日に仕事や学校がある方でも受診しやすいクリニックです。GP診療だけでなく歯科や美容医療まで併設されており、一か所でトータルケアが受けられるのが特徴。日本語対応スタッフが在籍しているので、目の症状についても安心して相談できます。

メルボルン|パラマウントクリニック(Paramount Medical Clinic)

クリニック情報
クリニック名 パラマウントクリニック
Paramount Medical Clinic
住所 Upper Level Suite 4-5, The Paramount Center, 108 Bourke Street, Melbourne VIC 3000
診療時間 月〜金 9:00〜18:00(土曜は予約制)
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科(ドライアイ・アレルギー含む)、心療内科など全科(歯科除く)
ポイント 日本語フリーダイヤルあり(1800 677 177)。ドライアイ・アレルギー症状にも対応。学生・ワーホリ向け割引あり。オンライン診療にも対応
公式サイト https://paramountclinic.com.au/

メルボルンCBDのバークストリートに位置し、日本語フリーダイヤルで予約できるのが大きな強みです。公式サイトでも「ドライアイ・アレルギー症状」を対応診療科として明記しており、目の症状での受診に適しています。処方する薬にも日本語で服用方法が記載されるため、安心感があります。

ゴールドコースト|日本語医療センター(Nihongo Iryo Centre Gold Coast)

クリニック情報
クリニック名 日本語医療センター ゴールドコースト
Nihongo Iryo Centre Gold Coast
住所 Australia Fair Shopping Centre, 42 Marine Parade, Southport QLD 4215
診療時間 9:00~18:00 年中無休(完全予約制)
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、小児科、婦人科、皮膚科など全科(歯科除く)
ポイント 1997年開業の老舗。日本人スタッフ常勤。海外旅行保険キャッシュレス対応。ショッピングセンター内で便利。無料送迎サービスあり(10km圏内)
公式サイト https://www.nihongoiryo.com.au/

ゴールドコーストで20年以上の実績を持つ日本語対応クリニックです。

オーストラリアフェアショッピングセンター内にあるためアクセスが良く、海外旅行保険のキャッシュレスサービスにも対応しています。

女性医師も在籍しており、目のトラブルから一般的な体調不良まで日本語で幅広く相談できます。

まとめ|オーストラリアでの目薬選び 5つの判断ポイント

最後に、この記事のポイントを整理します。

1. ドライアイにはSystane Ultra / Systane Completeが定番。オーストラリアは乾燥が強いため、人工涙液は常備しておくのがおすすめです。防腐剤フリー(PF)の製品を選ぶと目への負担が少なくなります。

2. 花粉症の目のかゆみにはZaditen / Zyrtec Eye Dropsが効果的。春〜初夏(9〜12月)のシーズン中は、抗ヒスタミン系の目薬を準備しておきましょう。

4. 強い痛み・視力変化・大量の目やには自己判断NG。市販目薬で様子を見てもいい症状と、すぐに受診すべき症状を区別することが重要です。

オーストラリアの乾燥した環境は、想像以上に目に負担をかけます。

適切な目薬を選び、必要なときは早めに専門家に相談して、快適なオーストラリア生活を送ってください。