日本の処方薬を海外へお届け!
2026/03/17

オーストラリアで葛根湯は買える?|現地での入手方法・代替薬・日本から届ける方法を解説

オーストラリアで葛根湯は買える?|現地での入手方法・代替薬・日本から届ける方法を解説

「風邪のひきはじめには葛根湯」——日本では当たり前のように使われている漢方薬ですが、オーストラリアに住んでいると同じものが簡単には手に入りません

現地の薬局(Chemist / Pharmacy)に行っても葛根湯は置いていませんし、風邪で病院を受診しても「Panadolを飲んで休んでください」と言われるだけ……という経験をした方も多いのではないでしょうか。

この記事では、オーストラリアで葛根湯は入手できるのか、現地の風邪薬との違い、日本から届けてもらう方法まで、海外在住の日本人が知っておくべき情報をまとめて解説します。

葛根湯とは?日本人に馴染み深い漢方薬の基本

オーストラリア 漢方薬

葛根湯の成分と7つの生薬

葛根湯(かっこんとう)は、約2000年前の中国の医書「傷寒論」にも記載されている歴史ある漢方薬です。

以下の7種類の生薬から構成されています。

現地の定番風邪薬(Panadol・Nurofen・Codral)の特徴

オーストラリアで風邪をひいたとき、現地の人がまず手に取るのは以下の3つです。

Panadol(パナドール)は、主成分がパラセタモール(アセトアミノフェン=日本のカロナールと同成分)で、解熱・鎮痛に使われます。

オーストラリア 葛根湯オーストラリアでは「何かあったらPanadol」と言われるほど国民的な常備薬で、スーパーマーケットでもA$2程度から購入可能です。

GPを受診しても「Panadolを飲んで安静にしましょう」と言われることが非常に多いです。

Nurofen(ニューロフェン)は、主成分がイブプロフェン(日本のイブと同系統)で、Panadolより抗炎症作用が強く、高熱や喉の炎症がひどいときに使われます。

オーストラリア 葛根湯

Codral(コドラル)は、パラセタモール+プソイドエフェドリン(鼻づまり解消)を配合した総合感冒薬です。

オーストラリア 葛根湯

Day(昼用)とNight(夜用)に分かれており、夜用には抗ヒスタミン成分が入っているため眠気が出やすくなっています。

購入時にはIDの提示を求められることがあります。

オーストラリアで日本語対応のクリニック4選

葛根湯が手に入らない場合でも、風邪の症状がひどくなったら現地の医療機関を受診しましょう。

オーストラリアの主要都市には、日本語で対応してくれるクリニック(GP)があります。

以下に主要都市ごとの日本語対応クリニックをご紹介します。

シドニー|日本語医療サービス タウンホールクリニック(Town Hall Clinic)

クリニック情報
クリニック名 日本語医療サービス タウンホールクリニック
Japanese Medical Service Town Hall Clinic
住所 Level 4, 50 York St, Sydney
診療時間 月〜金 9:00〜18:00
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、健康診断、予防接種、心理カウンセリング
ポイント 25年以上の信頼と実績。日本人通訳が常勤。キャッシュレス対応。
公式サイト https://www.townhallclinic.com.au/

シドニーCBD中心部のタウンホール駅・ウィンヤード駅から徒歩5分のアクセス良好なクリニックです。

経験豊富な日本人通訳が常勤しており、予約から診察、専門医への紹介まですべて日本語でサポートしてもらえます。

海外旅行保険のキャッシュレスサービスにも対応しており、初めての受診でも安心です。

メルボルン|パラマウント・クリニック(Paramount Medical Clinic)

クリニック情報
クリニック名 パラマウント・クリニック
Paramount Medical Clinic
住所 Suite 9-10, The Paramount Centre
108 Bourke Street
Melbourne, Victoria 3000
診療時間 月〜金 9:00〜18:00(土曜は要確認)
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、一般外科、皮膚科、耳鼻科、眼科、婦人科、小児科、心療内科、精神科(日本人サイコロジストによるカウンセリングも受けられます)
各種予防接種、各種健康診断
ポイント 日本人のために開院したクリニック。薬に日本語で服用方法が記載。学生・ワーホリ割引あり。
公式サイト https://paramountclinic.com.au/

メルボルンの日本人のために開院したGPクリニックです。

処方される薬には日本語で服用方法が記載されており、専門医や検査機関への受診時も同行通訳を手配してもらえます。

学生・ワーキングホリデーの方は診察料が割引になるのも嬉しいポイントです。

日本語フリーダイヤル(1800 677 177)で予約可能です。

メルボルン|Doctor Aiko(Healthcare On Collins)

クリニック情報
クリニック名 Doctor Aiko(Healthcare On Collins内)
Healthcare On Collins
住所 L4/250 Collins St, Melbourne VIC 3000
診療時間 月 08:30~17:00 火・木 13:30~17:00  金曜日 9:30~16:30  水・土 08:30~12:30 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、メンタルヘルス、健康診断
ポイント 25年以上の臨床経験を持つ日本人女性GP。メンタルヘルスのカウンセリングにも対応。
公式サイト https://www.doctoraiko.com.au/ja

オーストラリアで25年以上GPとして活躍する日本人女性医師・愛子先生が在籍するクリニックです。

メルボルンCBDのCollins Street沿いという好立地で、対面・オンライン診療の両方に対応しています。

メンタルヘルスのサポートにも力を入れており、日本人の精神科医とも連携しているのが特徴です。

ブリスベン|さくらファミリークリニック(Sakura Family Clinic)

クリニック情報
クリニック名 さくらファミリークリニック
Sakura Family Clinic
住所 Level 11, 116 Adelaide Street, Brisbane QLD 4000
診療時間 月〜金 8:00〜17:00 土 9:00~13:00 日曜 お休み                                                 ※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 一般内科、小児科、婦人科、皮膚科、メンタルヘルス
ポイント 日本人医師(吉田まゆみ先生)が在籍。受付も日本人スタッフ。LINEで予約可。
公式サイト https://sakuraclinic.com.au/

ブリスベンの日本人なら誰でも知っているほど人気のあるGPクリニックです。

吉田まゆみ医師とディオン医師のご夫婦が経営しており、受付スタッフも全員日本人のため、予約から診察、保険請求まですべて日本語で対応してもらえます。

ほとんどの日本の海外旅行保険会社と提携しており、保険の手続きもスムーズです。

ゴールドコースト|日本語医療センター(Japanese Medical Service Gold Coast)

クリニック情報
クリニック名 日本語医療センター ゴールドコースト
Japanese Medical Service Gold Coast
住所 Shop B002, Australia Fair Shopping Centre, 40 Marine Parade, Southport QLD 4215
診療時間 9:00~18:00 完全予約制(電話にて確認)
※変更される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
対応診療科 歯科以外、小児科から婦人科、内科、外科などすべての診療科を含めて診察しています。

※「日本語医療センター ゴールドコースト」はGPと呼ばれる、一般医における日本語通訳サービスを提供しています。

ポイント ゴールドコースト初の日本人クリニック。20年以上の実績。女性ドクター2名在籍。海外旅行保険で10km圏内の無料送迎サービスあり。
公式サイト https://www.nihongoiryo.com.au/

1997年に開業した、ゴールドコーストで最も歴史のある日本語対応クリニックです。

オーストラリアフェアショッピングセンター内にあり、3時間の無料駐車場やトラムのSouthport駅からのアクセスも便利。

海外旅行保険加入者には10km圏内の無料送迎サービスも提供しており、交通手段がない方にも利用しやすい環境が整っています。

まとめ|オーストラリアで葛根湯を使うための判断ポイント

最後に、オーストラリアで葛根湯を使いたい方が押さえておくべき判断ポイントをまとめます。

①オーストラリアの一般薬局では日本の葛根湯は買えない
TGAに登録されていないため、Chemist WarehouseやPriceline Pharmacyの棚には並んでいません。

②日本から持ち込む場合は3ヶ月分以内、入国時に必ず申告する。
漢方薬は検疫の対象になるため、パッケージのまま持参し、入国カードで正直に申告しましょう。

③現地の風邪薬(Panadol・Codralなど)は対症療法が中心。
葛根湯のように「体を温めて治す」アプローチとは異なるため、使い方の違いを理解しておくことが大切です。

④持ち込み分が切れた後は、日本のオンライン診療サービスが選択肢になる。

⑤症状がひどい場合は無理せず現地の日本語対応クリニックを受診する。
シドニー・メルボルン・ブリスベン・ゴールドコーストには日本語で診療を受けられるGPがあります。

「ゾクッときたら葛根湯」——日本で当たり前だったその習慣を、オーストラリアでも諦める必要はありません。

正しい知識を持ち、利用できるサービスを上手に活用して、海外生活でも安心して健康管理を行いましょう。