パースで体調を崩したとき、「英語で症状をうまく伝えられるだろうか」「オーストラリアの医療制度がよく分からない」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
パースには日本語対応のGP(一般開業医)が1か所しかありません。
それがが今回ご紹介する「日本語医療センター(International Medical Services)」です。
日本語医療センター(International Medical Services)は、1999年の開業以来20年以上にわたってパース在住の日本人をサポートし続けている、現地で最も知名度の高いクリニックです。
この記事では、日本語医療センターの診療内容・予約方法・費用・保険の使い方・アクセス情報から、利用時の注意点まで詳しく解説します。
日本語医療センターは平日・土曜午前のみの診療で夜間・日曜・祝日は対応していません。
「休診日に体調を崩した」「日本で飲んでいた薬を切らしてしまった」といった場合には、日本人医師にLINEで相談でき、日本の処方薬を海外へ届けてもらえるオンライン診療サービス御用聞きドクターもあります。
※本記事は医師の確認・監修のもと作成しています

おうえケアとわクリニック 麻植 医師
海外での体調不良は、自己判断で放置せず早めの受診が大切です。
オーストラリアの医療制度は日本と大きく異なり、まずGPを受診する必要があります。
言葉の壁がある状態で症状を正しく伝えられないと、適切な診断・処方に繋がらないリスクがあります。日本語でサポートが受けられる環境を事前に把握しておきましょう。
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御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で診療し、
日本の処方薬を海外のご自宅へ配送します。
現地で処方を受けるより安く済むケースも多いです。

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御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で診療
- 日本で使っていた薬を継続処方
- 日本の処方薬を海外へ配送
※診療費は7,000円/回〜。日本の処方薬を海外へ配送します。
目次
パースの日本語医療センターとは?

まずは、日本語医療センターがどのようなクリニックなのか、基本的な特徴を押さえておきましょう。
1999年開業|20年以上の実績がある日本語対応GP
日本語医療センター(International Medical Services)は、1999年にパースで開業した日本語対応のGP(General Practitioner=一般開業医)です。
オーストラリアでは、体調を崩したときにまず受診するのがGPです。
日本のように「内科」「耳鼻科」などの専門科を自分で選んで直接行くシステムとは異なり、どんな症状でもまずGPで診てもらい、必要に応じて専門医を紹介されるという流れになります。
日本語医療センターはこのGPにあたり、歯科を除くほぼすべての診療科に対応しています。
開業から20年以上にわたり、留学生・ワーホリ・駐在員・旅行者など幅広い日本人の医療をサポートしてきた実績があり、パース在住の日本人にとって最も知名度の高い医療機関のひとつです。
パースで唯一の日本語対応GP
パースには日本語対応のGPが日本語医療センターの1か所しかありません。
シドニーやメルボルンなど他の主要都市には複数の日本語対応クリニックがありますが、パースでは選択肢が限られています。
だからこそ、このクリニックの存在を事前に知っておくことが非常に重要です。
日本語医療センターの主な強みは以下の通りです。
- 日本人通訳が常勤:受付から診察、検査・薬の説明まですべて日本語で対応
- 診察外でも継続サポート:一般の通訳サービスと異なり、診察後のフォローや専門医紹介時のサポートも継続
- 女性ドクター在籍: デリケートな症状も相談しやすい環境
- 日本人看護師在籍:医療知識を持つスタッフが日本語でサポート
なお、日本語を話す医師はいません。
診察はオーストラリア人の医師が英語で行い、日本人通訳が同席して日本語に訳すスタイルです。
ただし、通訳スタッフはオーストラリアの医療制度にも精通しているため、診察内容の理解に不安が残ることはほとんどありません。
日本語医療センターの診療内容

日本語医療センターでは、GPとして歯科を除くほぼすべての診療科に対応しています。
ここでは具体的な対応範囲を紹介します。
対応している診療科一覧
日本語医療センターはGPのため、日本のように「○○科」と分かれているわけではありませんが、以下の領域すべてに対応しています。
| 診療領域 | 対応例 |
|---|---|
| 内科 | 風邪・発熱・胃腸の不調・頭痛など |
| 外科・整形外科 | ケガ・打撲・捻挫・骨折の初期対応など |
| 小児科 | 子どもの発熱・体調不良・定期検診など |
| 産婦人科 | 妊婦検診・生理に関する悩みなど |
| 皮膚科 | 湿疹・かゆみ・日焼けによる肌トラブルなど |
| 耳鼻咽喉科 | 花粉症・鼻炎・喉の痛みなど |
| 眼科 | 目の症状全般 |
| 泌尿器科 | 性行為感染症(STI)など |
| アレルギー科 | アレルギー全般の相談・検査依頼 |
| 心療内科・精神科 | ストレス・不眠・うつ症状など |
※歯科のみ対応していません。
パースで日本語対応の歯科をお探しの場合は、LifeCare DENTAL(TEL: 08-9221-2777 / 419 Wellington Street, Perth)に日本語を話す歯科医が在籍しています。ただし、常勤ではないため事前確認が必要です。
一般診療以外のサービス(健康診断・予防接種・育児相談など)
日本語医療センターでは、病気やケガの診療だけでなく、以下のサービスにも対応しています。
- 健康診断:企業向けパッケージ、ダイビングメディカル、日本での就学・就職用の健康診断
- 妊婦検診:妊娠中の定期検診
- 乳幼児検診:子どもの成長に合わせた定期検診
- 予防接種:インフルエンザ、コロナワクチン、渡航用の各種予防接種
- 予防接種登録(AIR):Australia Immunisation Registerへの登録と証明書発行
- 育児・発達相談:海外での育児に悩む保護者向けの無料相談
特に育児相談については、センターマネージャーの千綿真美さんが自身の子育て経験と開業以来の多くの患者をサポートしてきた経験を活かし、無料で相談に応じています。
慣れない海外での出産・子育てに悩む保護者にとって、心強い存在です。
費用・保険の使い方

パースでの医療費は気になるポイントです。
日本語医療センターで利用できる保険制度と、費用の目安について解説します。
メディケア・OSHC・海外旅行保険の対応状況
日本語医療センターでは、以下の保険が利用可能です。
| 保険の種類 | 対象者 | カバー範囲の目安 |
|---|---|---|
| メディケア(Medicare) | 永住権保持者 | GPの診察費の一部(MBSに基づく)。差額は自己負担 |
| OSHC | 学生ビザ保持者 | メディケアと同等の支給率。入国前からの慢性疾患は制限あり |
| 海外旅行傷害保険 | 日本出国前に加入した方 | キャッシュレス対応可能。保険適用内であれば自己負担なし |
| プライベート保険 | 個人で加入した方 | 契約内容による。GPの診療費はカバーされないことが多い |
保険を持っていない方でも受診は可能です。
通訳を付けての診察もできますが、保険の内容によっては通訳料が有料になる場合があります。
キャッシュレスサービスとは?
日本で海外旅行傷害保険に加入してからオーストラリアに来た方は、キャッシュレスサービスを利用できます。
キャッシュレスサービスとは、日本語医療センターでの診療費はもちろん、クリニック外での検査費用や専門医の受診費、入院費、薬代、通訳費用なども含め、保険適用の範囲内であれば窓口での支払いが不要になるサービスです。
日本語医療センターが保険会社への請求手続きをすべて代行してくれるため、患者は治療に専念することができます。
キャッシュレス提携保険会社の例:損保ジャパン日本興亜、三井住友海上、あいおいニッセイ同和、AIG損保、東京海上日動火災、日新火災海上、エイチ・エス損保、ジェイアイ傷害火災、ソニー損保、各種クレジットカード付帯保険など。
保険適用外のケースもあるため、受診時には海外旅行傷害保険契約証とパスポートを必ず持参してください。
予約方法と診察の流れ

日本語医療センターは、緊急時を除いて予約制です。
ここでは、電話予約から診察完了までの具体的な流れを解説します。
電話予約の手順
予約は電話のみの受付です。
オンライン予約やメール予約には対応していません。
電話番号:
- 08-9486-4733(通常)
- 0400-166-533(繋がらない場合の携帯)
- 1800-777-313(フリーダイヤル ※西オーストラリア州内の固定回線からのみ無料)
電話をかけると日本人スタッフが対応してくれるので、以下の内容を伝えましょう。
① 症状:どこが、いつから、どのように痛い/つらいか
② 通訳の希望:日本語通訳を付けるかどうか
③ 保険の種類:海外旅行保険、OSHC、メディケアなど
④ 希望する医師:女性医師を希望する場合はその旨を伝える
予約が確定したら、指定された日時にクリニックを訪れます。
当日の流れ(受付→通訳付き診察→処方)
ステップ1:受付
日本語医療センターはパース・メディカル・センターと同じビル内にあります。
713番地のビルに入り、奥右手のエレベーターでLevel 1に上がると、日本人スタッフのいる受付があります。
パスポートと保険証を提示して受付を済ませましょう。
ステップ2:診察(通訳付き)
診察はオーストラリア人の医師が英語で行い、日本人通訳が同席して日本語に訳してくれます。
症状の説明から医師の質問、回答もすべて日本語で対応できます。
ステップ3:検査(必要な場合)
レントゲン・エコー・CTなどの検査が必要な場合は、GPから検査機関への指示書(リファラル)が出されます。検査は別の検査機関で予約を取って受けることになります。
日本語医療センターのスタッフが手配をサポートしてくれます。
ステップ4:処方・専門医紹介
薬が必要な場合は処方箋が発行されます。
処方箋を持って薬局(Chemist WarehouseやPriceline Pharmacyなど)で薬を受け取ります。
専門医の受診が必要と判断された場合は、紹介状を作成してもらい、通訳サポート付きで専門医を受診できます。
アクセス・診療時間

日本語医療センターはパース市街地の中心部にあり、アクセスは非常に便利です。
住所・電話番号・診療時間
| クリニック名 | 日本語医療センター International Medical Services |
|---|---|
| 住所 | Level 1, 713 Hay St. Perth WA 6000 |
| 電話番号 | 08-9486-4733(通常) 0400-166-533(携帯) 1800-777-313(フリーダイヤル ※WA州内固定回線のみ無料) |
| 診療時間 | 月〜金:8:00〜17:00 土:9:00〜12:00 |
| 休診日 | 日曜・祝日 ※土曜午後も休診 |
| 予約方法 | 電話予約のみ(予約制) |
| 公式サイト | https://nihongoiryocentre.com.au/ |
パース駅からの行き方
日本語医療センターはパース駅から徒歩約5分の好立地にあります。
行き方:
パース駅を出て、ヘイストリート・モール(Hay Street Mall)を歩きます。
Kmart(デパート)の向かい側にある713番地のビルが目印です。
ビルに入ったら、奥の右手にあるエレベーターで「Level 1」に上がってください。
2階に日本人スタッフのいる受付があります。
パース・メディカル・センター(Perth Medical Centre)と同じビル内にありますので、ビル名を目印にするとわかりやすいでしょう。
※診療時間や所在地は変更される場合があります。受診前に公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。
日本語医療センターを利用する際の注意点

便利な日本語医療センターですが、利用にあたっていくつか知っておくべきポイントがあります。
事前に把握しておくことで、いざというときに慌てずに対応できます。
予約制のため急患は対応不可
日本語医療センターは予約制です。緊急時以外は、飛び込みでの受診はできません。
体調不良を感じたら、できるだけ早めに電話で予約を取ることをおすすめします。
人気のクリニックのため、当日の予約が難しい場合もあります。
緊急時(救急車が必要なレベルの急病・ケガ)は日本語医療センターでは対応できません。
緊急時は以下の方法で対応してください。
- 救急電話番号:000(トリプルゼロ)
- Royal Perth Hospital(パース市内最大の公立総合病院 / 24時間救急外来あり)
日本語を話す医師はいない(通訳対応)
繰り返しになりますが、日本語医療センターに日本語を話す医師はいません。
診察はオーストラリア人医師が英語で行い、常勤の日本人通訳が同席するスタイルです。
通訳スタッフは医療現場の経験が豊富で、オーストラリアの医療制度にも精通しているため、コミュニケーション上の問題はほとんどありません。
保険の内容によっては通訳料が別途有料になる場合がありますので、予約時に確認しておきましょう。
GPの役割と専門医への紹介制度
日本語医療センターはGPですので、すべての治療がここで完結するわけではありません。
GPでの診察でさらに専門的な診断や治療が必要と判断された場合、専門医(Specialist)への紹介状が発行されます。
専門医の予約は2〜4週間、場合によってはそれ以上の待ち時間が発生することが珍しくありません。
日本語医療センターでは、専門医への紹介手続きや入院が必要な場合の手配もサポートしてくれるため、すべて日本語で対応してもらえます。
| 項目 | 日本 | オーストラリア |
|---|---|---|
| 受診の流れ | 自分で専門科を選んで受診 | まずGPを受診 → 必要に応じて専門医を紹介 |
| 予約 | 当日受付OK(一部予約制) | 基本的に予約制 |
| 専門医の待ち時間 | 通常1〜2週間程度 | 2〜4週間以上になることも |
| 検査 | 同じ病院内で完結することが多い | GPから検査機関へ別途予約が必要 |
| 費用 | 健康保険で3割負担 | 保険の種類により自己負担額が異なる |
日本の薬を海外でも|御用聞きドクターという選択肢
日本語医療センターはパース在住の日本人にとって頼れる存在ですが、以下のようなケースでは対応が難しい場合があります。
「日曜や祝日に体調を崩してしまった」
「日本で飲んでいた薬を切らしてしまい、同じ薬がオーストラリアで手に入らない」
「GPの予約が取れず、すぐに相談したい」
「ピルやED薬など、デリケートな処方を日本語で相談したい」
こうした場面で利用できるのが、御用聞きドクターです。
御用聞きドクターは、LINEを使って日本人医師の診察・服薬指導を受けられる海外居住者向けのオンライン診療サービスです。
日本の処方薬を海外のご自宅に配送してもらえるため、日本で使っていた薬を海外でもそのまま継続することができます。
御用聞きドクターの特徴:
- 日本人医師が日本語で診療:言葉の壁なし
- 日本の処方薬を海外へ配送:血圧薬、精神薬、ピル、マンジャロなど幅広く対応
- 24時間予約受付:LINEで完結、時差があっても利用可能
- 現地より安く済むケースも:オーストラリアの医療費が高額な場合の選択肢に
日本語医療センターでの対面診療と、御用聞きドクターのオンライン診療。
両方を知っておくことで、パースでの医療の選択肢が広がります。
パースで日本の薬を続けたい方へ
「日本で飲んでいた薬が海外で手に入らない」
「休日に体調を崩して相談先がない」
御用聞きドクターでは、日本人医師が日本語で診療し、
日本の処方薬を海外のご自宅へ配送します。
現地で処方を受けるより安く済むケースも多いです。

【日本語オンライン診療】
御用聞きドクターとは?
- 日本人医師が日本語で診療
- 日本で使っていた薬を継続処方
- 日本の処方薬を海外へ配送
※診療費は7,000円/回〜。日本の処方薬を海外へ配送します。
まとめ|パースで安心して日本語で受診するために
パースの日本語医療センター(International Medical Services)について、知っておくべきポイントを整理します。
① パースで唯一の日本語対応GP
日本人通訳が常勤し、受付から診察・処方まですべて日本語でサポート
② 歯科以外のほぼすべての診療科に対応
健康診断・予防接種・妊婦検診・育児相談などのサービスも充実
③ 海外旅行保険のキャッシュレスサービスに対応
保険適用内であれば窓口負担なしで受診可能
④ 完全予約制・電話予約のみ
体調に不安を感じたら早めに電話(08-9486-4733)で予約を
⑤ 夜間・日曜・祝日は対応していない
休診時の対面受診はRoyal Perth Hospitalなどの救急外来を利用
パースで暮らす日本人にとって、日本語医療センターは最も身近な日本語対応の医療機関です。
いざというときに慌てないよう、電話番号や場所は事前にチェックしておきましょう。
また、「日本で使っていた薬を海外でも続けたい」「休日や夜間に日本語で相談したい」という場合は、御用聞きドクターのような日本人医師によるオンライン診療サービスも選択肢のひとつです。
対面とオンライン、両方の選択肢を知っておくことで、パースでの健康管理がより安心なものになります。
